【主治医が見つかる診療所】アーチ崩れとは?原因やセルフチェック法とは?

【公開日】2019年07月04日,【更新日】2019年08月23日

2019/7/4に放送されたテレビ東京系テレビ番組『主治医が見つかる診療所』では横浜市にある吉野整形外科の院長吉野匠医師が現代人の多くを襲っているアーチ崩れに関して解説。日本人の約7割がアーチ崩れだといいます。

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アーチ崩れとは?

現代人の多くの方が気づかないまま進行させ最悪の場合歩行困難になってしまう可能性があるというアーチ崩れ。私たちの足は爪先からみた『横アーチ』と横からみた『縦アーチ』の2つからなっています。この2つのアーチは歩いたり走ったりしたときに、地面からの衝撃を抑えてくれるクッションの役割を担っています。しかし、このアーチが縦も横もつぶれてしまう状態を偏平足=アーチ崩れといいます。

アーチ崩れになると?

足の裏にクッションがなくなるので、足の裏に受けた衝撃が全身へダイレクトに伝わるようになります。その結果、足裏に激痛やひざの痛みを感じるようになり、足のしびれを引き起こすなど日常生活に支障をきたすことも。最悪の場合は歩けなくなることもあるといいます。

アーチ崩れでクッション機能がなくなり長年にわたり踵の骨に負担がかかった結果骨が変形して尖ったトゲが出来てしまうこともあるといいます。

脳神経外科の上山先生は「アーチ崩れだと荷重のかかりがずれてくる、どっかでよじれてくる、そのよじれた結果体軸ってつながってるでしょ。肩こり、頭痛を引き起こす可能性もある」と話されていました。

つまり、アーチ崩れになると足のみならず体の他の部分にも負担がかかって被害が及ぶ可能性があるのです。

アーチ崩れの原因

もしかしたらやっている?日々の習慣が意外にもアーチ崩れを悪化させる原因になっているかもしれません。

  • アーチ崩れを悪化させるリスクが高い靴は横幅にゆとりのある靴
  • 鼻緒のあるサンダルと足の指を囲っているサンダルでは鼻緒のあるサンダルを履く方がアーチ崩れ防止に。鼻緒のあるサンダルは親指で鼻緒を挟むことができるので足の裏の筋肉を鍛えることができます。
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足裏検査のやり方

  • 横のアーチの広がりをチェックしていきます。健康な横の広がりはあまりありませんが、アーチ崩れの場合は横に広がり崩れた状態に。
  • 縦のアーチは20~25°の角度が通常ですが、アーチ崩れは20°未満
  • アーチ崩れの場合、足裏のクッションが低下してくるので人差し指の付け根にタコができやすい

自宅で簡単にできるアーチ崩れチェック法

  1. 椅子に座り片足を台の上にのせます。
  2. 膝の下は地面に対してまっすぐにします。
  3. 土踏まずのほうから人差し指と中指(手)を入れます。
  4. これが第二関節までしっかり入れば正常なアーチ
  5. これが第一関節までとかほとんど入らない場合はアーチ崩れの可能性があります
アーチ崩れ予防改善が期待できる体操法は下記記事で紹介

吉野整形外科

足の治療に特化した専門外来を16年前に開設。1日の患者数は最大300人以上と行列のできる人気専門外来です。

当院は各種専門外来を設けています。院長が「足の外科」を専門としていることから、特に足部疾患に対しては豊富な知識を備えています。外反母趾など、足部疾患に悩まされている患者様は是非ご相談下さい。

住所:〒221-0002 神奈川県横浜市神奈川区大口通56−5

他セルフチェック法

まとめ&感想

いかがでしたか。私の兄も以前アーチ崩れ=偏平足になっていました。その時にアーチ崩れを治すために芝生の上で裸足になり歩いて対策をとっていました。アーチ崩れに気づいていても放っておくこともよくありますよね。将来的には歩けなくなってしまう可能性もあるといいますのでお医者さんに相談して早めに対処しておくことが大切であることがわかります。

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