あおさはアオサ目アオサ科アオサ属の緑藻の一種。テレビ東京系情報番組『主治医が見つかる診療所』で秋津医師がお勧めする心筋梗塞や脳卒中などの突然死のリスクを下げる食べ物としても紹介され、その高い健康効果から注目が集まる海藻の1つ。
この記事ではあおさの効能やダイエット効果、さらには美味しい食べ方もご紹介していきます。
スポンサーリンクあおさの効能・栄養
あおさとはヒトエグサ(地域によって異なる場合があります)といわれる海藻の種類で、三重県が生産量日本一。
心筋梗塞のリスクが3割減。
あおさの中にはマグネシウムが物凄く多く含まれています。我々の筋肉はマグネシウムがくる緩みます。マグネシウムが血管を広げてくれる効果があるといいます。(参照:秋津壽男医師)
国立がん研究センターなどによると、男女8万人以上を約15年間追跡調査した結果、マグネシウムを多く含む食事をされていた人は男性で34%、女性で39%も心筋梗塞などを発症するリスクが低かったと報告されています。
そのあおさのマグネシウムの含有量は乾燥したもので3200㎎(100㎎あたり)。わかめ(乾)が1100㎎、バジル760㎎、アーモンド310㎎、木綿豆腐130㎎なのでそれに比べるとマグネシウムの多さがわかります。
血糖値上昇や脂肪吸収の抑制
あおさに含まれる食物繊維は主に水溶性食物繊維。食物繊維は2種類に分類されます。不溶性食物繊維と水溶性食物繊維です。各種類働きは異なります。血糖値の上昇と脂肪吸収を抑えてくれるのが水溶性食物繊維、反対に便秘改善に効果的なものが不溶性食物繊維です。
この水溶性食物繊維の主な成分であるペクチンやアルギン酸は血中コレステロールの上昇を抑える効果も期待できます。
あおさのダイエット効果・レシピ
あおさは脂肪の吸収を抑える効果がある為、ダイエットに適した食材といえます。しかし普通に食べているだけではダイエット効果が期待できません。一般的にダイエット食材というと食べているだけで痩せるというイメージがありますが、あおさはそういった食材ではなく、正しい食べ方をすることでダイエット効果も期待できるという食材になります。
ではどのような調理法をすればダイエット効果が期待できるのでしょうか。
あおさのダイエットレシピ
あおさでパン粉代わりに!(糖質控えめレシピ)
【作り方】
例えばカキフライ、コロッケ、とんかつなど、パン粉をつけてあげる食べ物がありますが、炭水化物を控えてたべられている人はなるべくパン粉を避けたいものです。
その時に代用品として使えるのがこのあおさ。あおさのパン粉の作り方は簡単で、
乾燥あおさをレンジで10秒チンしてビニール袋に入れて細かく砕いたら完成。
【効果】
このパン粉を使うことで糖質を抑えられるほか、とてもヘルシーでマグネシウムも多く摂取することができます。
あおさごはん!
【作り方】
白だし、醤油、みりん、砂糖、塩、酒にあおさを入れて、だし汁がしっかりなくなるまであおさを煮詰めていきます。
あとは炊いておいたごはんに混ぜ込むだけで完成です。
お好みで白ごまをトッピング。
【効果】
あおさはマグネシウムも多いですが繊維質もすごく多く含まれています。そして繊維のものと炭水化物を一緒に食べると糖質の吸収がゆっくりになる効果が得られます。これだけで痩せるわけではありませんがダイエット効果が期待できます。
繊維質と摂取することで体にはいっても、ゆっくりと糖があがっていく為、体に対する糖の影響が少なくできます。
スポンサーリンクあおさの美味しい食べ方
調理する前は水に戻して食べるのが一般的。一番一般的な食べ方はお味噌汁!
これはすでに試したことがある人も多いと思いますが、作り方はとても簡単でお味噌汁に乾燥のあおさをそのまま入れるだけ。
あおさがんもどきのレシピ
水を切った豆腐に卵黄、片栗粉を混ぜます。ここに水で戻したあおさを入れ混ぜます。
あとは一口大にして180度の油で3分揚げれば出来上がり。
※生姜醤油で食べるとよりおいしいようです。
【効果】
お豆腐を固くするときにニガリを打ちますが、ニガリの中には物凄いマグネシウムが入っています。その為、ダブルマグネシウムでマグネシウムをたくさん摂取できる料理です。
まとめ
いかがでしたか。パン粉の代用品として使えたり糖の吸収を穏やかにしてくれる為、ダイエット中の人は普段の食事のなかに取り入れていきたい食材です。ダイエットのみならず突然死のリスクも軽減してくれるので、普段から摂取していきたいですね。
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