塩分チャラ食材とは?塩分を排出してくれる食べ物【林修の今でしょ!】

【公開日】2019年08月27日,【更新日】2019年08月27日

2019/8/27に放送されたテレビ朝日系テレビ番組『林修の今でしょ!講座』では塩の隠れ摂りすぎや減塩しすぎた場合の体への影響を紹介。その中で塩分を摂りすぎてはいけないことはわかっていても、どうしても摂りすぎてしまうという方のために、一緒に食べることで塩分を排出してくれるという塩分チャラ食材を紹介されていました。その食べ物とは?

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普段の食事にはどれくらいの塩分が含まれている?


下記ランキングは塩分が多いものから順に並んでいます。

1.梅干しは2.2g(1個10gあたり)
2.キュウリの糠漬け1.6g(5切れ)
2.アジの開きは1.6g (1尾80gあたり)
4.味噌汁は1.4g(1杯150ml)
5.塩鮭は1.3g(1切れ71gあたり)
6.薄口しょうゆは0.9g(小さじ1杯6g)
6.味噌は0.9g(小さじ1杯6g)
8.ロースハムは0.8g(2枚30g)
9.昆布佃煮は0.7g(10g)
10.せんべいは0.1g(1枚5g)

参考:『林修の今でしょ!講座』

つまり、普段私たちの食卓でよく並ぶ食材の中で最も塩分が高いものは梅干し。そして野菜の栄養素をアップさせてくれることでも人気の高い糠漬けがまさかの2位。どの食材も体に良いと言われている為なるべく食事に取り入れたいものばかりです。しかし、健康食として取り入れていたものが塩分がとても多いことになります。日本人は世界に比べて塩分摂取量が高いといわれる理由がわかりますね。

どの食べ物も習慣化されていて普段の食事では欠かせないという方も多いかと思います。そんな方に朗報です。長寿研究の第一人者である白澤卓二先生が一緒に食べることで塩分の排出を助けてくれる食べ合わせ食材を紹介されていました。これと一緒に食べることで塩分摂取量を抑えることが出来るようです。

塩分チャラ食材1:カリウム

塩分の排出を助けてくれる栄養素はカリウムです。カリウムがナトリウムの代わりとなりますので、余分なナトリウムが体外へ排出されます

健康な人は取り入れた塩分の80%を尿として排出することができますが、健康状態が悪くなると、塩分排出量が40%に低下してきます。そうなると血圧などがあがり、慢性的にいろいろな病気につながってくるといわれています。

カリウム含有量ランキング

  1. バナナ1本(150g) 540㎎
  2. オレンジジュース200ml 360㎎
  3. ほうれん草70g 340㎎
  4. トマト100g 210㎎
  5. キュウリ1本(100g) 200㎎
  6. インスタントコーヒー小さじ2杯 140㎎
  7. 玄米ご飯150g 140㎎
  8. 枝豆20g 98㎎
  9. ピーナッツ20粒(12g) 80㎎
  10. ひじき35g 56㎎

参考:『林修の今でしょ!講座』

バナナがカリウムを最も含む食材として紹介されていました。カリウムを効率よく摂取するためにはバナナを生で食べることが重要になります。バナナと小松菜の豆乳スムージーとして食べるのが白澤卓二先生のお勧め。小松菜もカリウムが豊富です。カリウムは水に溶けやすので生で食べましょう。作り方は適当な大きさに切り、豆乳200mlと一緒にミキサーにかけるだけというものです。

注意:腎臓が弱っている方のカリウム摂取は要注意。お医者さんに相談しましょう。

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塩分チャラ食材2:カルシウム

カルシウムもカリウムと同じようなメカニズムで塩分を排出してくれます。

カルシウム含有量ランキング

  1. 厚揚げ1枚(128g)300㎎
  2. 牛乳1杯(200ml) 220mg
  3. ししゃも3尾(36g)140㎎
  4. ヨーグルト1カップ(100g)120㎎
  5. 水菜1/4束(50g)100㎎
  6. 桜エビ5g 100㎎
  7. 小松菜1/4束(55g)83㎎
  8. 納豆1パック(50g)45㎎
  9. ひじき35g 34㎎
  10. 切り干し大根10g 6㎎参考:『林修の今でしょ!講座』

カルシウムが多い食材の1位がまさかの厚揚げでした。お酒のお供としても美味しい厚揚げですので、おつまみの1品に入れておくことで、味の濃いほかおつまみの塩分排出を助けてくれますね。また、最近ではしじみに含まれるカルシウム量も注目されています。100gあたり240mgと牛乳の2倍のカルシウム量を誇ります。また、お酢とあわせてしじみを摂取することでカルシウム摂取量があプしますよ!

塩分チャラ食材3:水溶性食物繊維

水溶性食物繊維は体内に入るとジェリー状になります。このジェリー状になったものが塩分を抱え込んで体外へ排出してくれます。

水溶性食物繊維含有量ランキング

  1. アボカド1個(100g)1.8g
  2. 納豆1パック(50g) 1.2g
  3. さつまいも1/3個(100g)1.1g
  4. 蕎麦200g 1.0g
  5. なめこ50g 0.6g
  6. オクラ3本(30g) 0.5g
  7. ごぼう10g 0.3g
  8. セロリ1/2束(50g) 0.2g
  9. 切り干し大根10g 0.1g
  10. こんにゃく三角切り(25g)0.1g以下

参考:『林修の今でしょ!講座』

白澤卓二先生はアボカドとコンビーフのレモンサラダをお勧めされていました。アボカドの水溶性食物繊維とコンビーフのカリウムからダブルの塩分排出効果が期待できるといいます。さらにレモンに含まれるクエン酸はミネラルの吸収をサポートしてくれます。さらに納豆とほうれん草の冷製蕎麦などもおススメです。

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まとめ&感想

塩分量を気にしすぎて、大好きな食材が食べられないなんてなったら、勿体ないですし、最近健康食品として注目されている発酵食品。その中でも人気のある糠漬けやお味噌を普段の食事から外すことは難しいかと思います。そんな時はこの塩分チャラ食材と一緒に食べて体内から塩分を排出するようにしてはいかがでしょうか。

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