気を付けたい座り方!ソファでの正しい姿勢は意外にも楽な姿勢だった!?

【公開日】2019年06月03日,【更新日】2019年06月03日

2019/5/21に放送されたテレビ朝日系情報番組『林修の今でしょ!講座』では座り方講座を紹介。世界で一番長く座っている国として日本を紹介し、座り方を改善することが健康に繋がることを紹介されていました。

この記事ではソファーに座るときに気を付けたい座り方!そして、正しい姿勢での座り方を紹介していきます。

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座り方が健康に影響する?

番組内では、「最新研究で余暇時間に1日6時間以上座っている人は3時間未満の人に比べて死亡リスクが19%高くなる」と話されています。この余暇時間というのは、仕事以外の時間帯でどれだけ座っているかというものです。

1日6時間なんて座っていないと思う方でも、通勤中、食事中、テレビを見ている時間、スマホをいじっている時間をすべて合計すると意外と6時間以上座っていることもあります。

座りすぎると、足の筋肉を使わなくなります足の筋肉は第二の心臓ともいわれ、血液を循環をよくしてくれる機能があります。つまり、ずっと座っていると血流が悪くなり様々な病気の要因に繋がることがあると考えられています。

座っている間はももの裏の血管が圧迫されている状態が続きます。その状態が長時間続くと血液の循環を悪くし、血管内に血の塊ができることもあるといいます。

血管への負担を和らげる簡単な方法

最もわるいことは座り続けることです。その為、30分から1時間に一度立ち上がり血流を改善してあげることで負担を軽減することが出来ます。

また、ずっと座っていなければいけない場合では、足を片足ずつあげるなど、足をなるべく動かすようにしましょう。

気を付けたいソファの座り方

腰痛の原因となる座り方

ソファに浅く腰掛け、そのまま背もたれに首をかける姿勢』この座り方は腰椎椎間板ヘルニア、頚椎椎間板ヘルニア、血栓症などを引き起こす可能性があるといいます。

椎間板とは脊椎の骨と骨の間にある軟骨を指します。この椎間板が傷つき下半身のマヒを起こす厄介な病気が椎間板ヘルニアです。

背中はS字カーブになっているのが理想的です。この座り方がいけないポイントは腰椎にあります。腰椎は前弯カーブが正常です。ところが、この座り方をすると腰椎が後弯カーブになってしまいます。逆向きになってしまうわけです。その為、骨や椎間板に大きな負担をかける結果となります。

肘つき横座り

お子さんと向き合った状態など背もたれに肘をつき横座りしている姿勢

脊椎がぐにゃっと横に曲がっている状態を長時間行ってしまうと左右の筋肉や骨のゆがみなどを引き起こす要因となってきます。進行すると神経を圧迫して足のしびれや筋力低下につながりますので注意が必要です。

骨盤の歪みを引き起こす座り方

足を組んだ座り方

足を組んだ状態で1日4時間以上座ると骨盤や背骨が歪み内臓疾患の要因になると考えられています。その為、長時間足を組むのは避けたほうがよさそうです。しかし、足を組む癖ってなかなか治りませんよね。そんな方はときどき左右の足を組み変えることで歪み予防になるといいます。

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適切なソファの座り方

骨や血管に負担をかけない座り方(ソファの場合)は、背もたれを使うのが適切です。姿勢を良くすることを気にすると背もたれを使わずに上半身を90度にするのが健康的であると考えられるかと思います。しかし、ソファの背もたれは理想的な骨格の角度に合わせて設計されています。その為、深く腰を掛け背もたれを使うのが骨や血管に負担をかけない座り方なのです。

背もたれの角度が110度くらいになると、脊椎に負担がかからないと言われています。日本のソファや椅子はこの規格でつくられていますので、深く腰をかけて背もたれを使うようにしましょう。

イメージとしては、腰椎のカーブに合うような座り方をすることです。また、深く腰を掛けてしまうと足が宙に浮いてしまうという方は、足台を用意して間を埋めるようにしましょう。

足を置くことで床反力というものが発生します。足を床につけると床反力で背筋が伸びやすくなりますので、足をぶらぶらさせないということも大切です。

腰痛の方は?

既に腰が痛くて深く腰を掛けて背もたれを使うのがつらい、きついという方は、バスタオル(3か4つ折り)やクッションを背中のカーブのところにあてて座るようにしましょう。

こうすることで腰椎の前弯が保たれますので、腰椎サポートになりますし、腰痛の方でも楽にすわることができます。

まとめ

いかがでしたか。さすが日本の製品ですよね。日本規格のソファであれば正しい姿勢で座れるように設計されているということは本当にありがたいですね。背もたれを使っていいので、無理に姿勢を正すことなく、負担を軽減することができます。

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