クリプトコッカス症の原因は鳩のフン?症状は?【主治医が見つかる診療所】

【公開日】2019年09月19日,【更新日】2019年09月19日

2019/9/19に放送されたテレビ東京系テレビ番組『主治医が見つかる診療所』では、咳が止まらないクリプトコッカス症という病気を紹介。その病気の原因がまさかのカビ。しかもそのカビは鳩のフンに生息しているというのです。

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クリプトコッカス症とは?

カビの一種によるクリプトコッカス症は、このカビを鼻や口から吸いこみ感染する病気で肺の機能が急激に低下します。場合によっては脳にまで感染し、最悪の場合は髄膜炎を発症し死に至る可能性もあるという病気です。

人間ドックなどで肺にカゲが見られることで発見されることがあるといいます。また、肺に感染しても自覚症状が出ないこともあるため精密検査をしてやっと発見されることもあります。

どこからカビが?原因は?

そのカビは鳩のフンから体内に入ってくると言います。鳩のフンにはクリプトコッカスにとって生きていく上で必要な栄養が含まれています。その為、鳩が羽ばたいた時に人間がフンを吸い込むほか、路上についたフンを口から摂取することで感染するといわれています。

クリプトコッカス症の症状の特徴

乳腺外科・形成外科の南雲先生は「ダニや埃などによる疾患は鼻炎や咳など即座に症状が現れます。また比較的すぐに治ります。しかし、クリプトコッカス症というのは、吸い込んでもすぐに症状はでません。何日たってもだんだん悪くなるというのであればカビだな。と考える」と解説されていました。

循環器内科の秋津先生は「クリプトコッカスは感染しやすいタイミングがあります。非常に弱い細菌なので健康な人が吸っても正直そんなに問題になりません。体の免疫力が落ちている+吸い込むが重なるといっきに発症する」と話されていました。抗がん剤を飲んでいる方や透析している方なども特殊な免疫力が落ちている人、多忙により疲労困憊になっている方なども注意が必要です。

脳神経外科の上山先生は「鳩が悪者になっていますが、カビが悪いんです。自分の抵抗力さえ落とさなければ感染しません」と解説されていました。

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まとめ&感想

免疫力といえばインフルエンザや風邪予防のみ考えていましたが、カビから体を守るのも免疫機能です。最近ではカビに囲まれた生活を続けることでアルツハイマー型認知症になる可能性が高まるといった研究データも出ています。

ふだんからなるべく免疫を高めてあらゆる外敵から体を守っていきたいですね。ちなみに免疫力を上げる食べ物で有名なのは生姜です。食べ物から免疫を向上させたい方は普段の食事に生姜を積極的に入れると良いでしょう。

生姜の栄養素は調理法によって異なります。免疫作用を向上させる栄養素を逃さない調理方法などは下記記事で紹介しています。☟

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