生姜の栄養は加熱と生で違う?チューブの栄養価は?【林修の今でしょ】

【公開日】2019年09月17日,【更新日】2019年09月17日

2019/9/17に放送されたテレビ朝日系テレビ番組『林修の今でしょ!講座』では健康長寿に学ぶ薬味SPと題してあらゆる薬味の健康効果を紹介されていました。その中で体を老けさせない5大薬味をランクづけされていました。その4位にランクインしたものが生姜でした。生姜は調理法によって得られる効果が異なってきます。またよく使う生姜チューブの気になる栄養とは?

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生姜は免疫力を老けさせない?

インフルエンザに負けない体に!生姜は免疫力を老けさせない薬味です。特に夏場は外の暑さとクーラーのきいた涼しい部屋との温度の差で自律神経が乱れて免疫力が著しく低下してしまうことも。そのつけがまわってくるのが秋口といわれています。秋になりつつある今だからこそ積極的に摂取していきたいですね。

免疫力に関連している栄養素はピリッとくる辛み成分の『ジンゲロール』です。

生姜の栄養は加熱と生で違う?

生姜は生で食べる場合と加熱して食べる場合で得られるパワーが変わってきます。辛み成分であるジンゲロール免疫細胞を刺激することで免疫力を調整すると考えられています。つまり、免疫力が高い時は下げ、低い時には上げてくれる効果があるといいます。

更にジンゲロールは強力な殺菌力を持っていますので、ウイルスを撃退してくれます。

しかし、生の生姜はげ熱作用がありますので体を冷やしてしまうこともあるといいます。生姜といえば温活でよく使われる食材で体をぽかぽか温めてくれる食材として定番ですが、まさか体温を下げる働きがあったなんて驚きですね。

生姜は加熱するとジンゲロールの一部がショウガオールという体を温める成分に変わります。つまり、温活をしていたり冷え性で悩まされている方は生姜を加熱して食べるようにすることで体を温める効果を得ることが出来ます。

ショウガオールとは?

ショウガオールを摂取することで血流がよくなり体温が上昇します。それによって免疫細胞が活性化すると考えられています。

また、生姜は皮を剥かずにそのまま調理に使うようにすることでより栄養を逃さずに摂取することができます。

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免疫細胞がより活性化する調理法は?

生姜の加熱料理として一番に思い浮かぶのが豚の生姜焼きではないでしょうか。スープにいれて食べる方も多くいらっしゃいますよね。免疫力を高めたい時には豚の生姜焼きが適した調理法です。

というのも、「免疫細胞はタンパク質からできています。その為、豚肉をとると活性化する」と食品医学研究所所長の平柳要先生が解説されていました。

また、生姜を煮てしまうと、生姜に含まれるビタミンなどの良い成分が水に溶けだしてしまいます。スープのようにそのままお汁ごと食べるものに関しては問題ありませんが、汁を捨ててしまう場合は栄養を逃してしまいますので、焼いて水に溶かさないようにするというのもポイントです。

火鍋などにはたくさんの薬味が入っておりその中に生姜が入っていることもありますよね。おじやなどにしてお汁をしっかり摂取するようにすることで生姜の栄養を逃さずに食べることが出来ます。

【免疫力をアップさせる組み合わせ】

緑茶×生姜おろし

緑茶に含まれるエピガオケテキンガレートが免疫力を調整し、生姜のジンゲロール&ショウガオールが免疫力を調整してくれる効果が期待できます。

生姜チューブの栄養は?

生の生姜をいちいちするのは面倒くさいと思っている方も多いかと思います。そんな時に役に立つのがチューブの生姜です。このチューブの生姜は生の生姜に比べてジンゲロールなどの成分は少なく栄養的には差が出てきますが、「生の1.5倍位摂取すれば生と同じくらいの効果が期待できる」と平柳要先生が解説されていました。味を気にせず栄養重視したい方はチューブを使用するのもOKということですね!

まとめ&感想

いかがでしたか。生姜が免疫力を向上させることで有名ですがその摂取法や調理法によって栄養のとれ方は異なってきます。免疫を向上させたい場合は、生姜を加熱すること。また、煮るのではなく焼く、または汁ごと食べることで生姜の栄養を逃さずに摂取することができますね。

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