コーヒーの効能!1日何杯が適量?飲むタイミングは食前食後?

【公開日】2018年05月10日,【更新日】2018年05月10日

毎年日本人の死亡原因上位にあるのが血管が老けることで起こる心筋梗塞や脳卒中。しかし最近の研究で毎日コーヒーを飲むことでその死亡リスクが減らせるという研究データが!?

毎日愛飲して飲んでいる方も多いコーヒー。この記事ではテレビ朝日情報番組『林修の今でしょ!講座』で紹介されたその効能や1日の摂取量、健康効果が得られるコーヒーを飲む正しいタイミングをご紹介していきます。

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コーヒーの効能

心筋梗塞や脳卒中のリスクを軽減

北品川藤クリニック院長 医学博士石原藤樹先生によると、『コーヒーは血管と脳を老けさせない。長い目でみても血管や脳に良い作用がある』といいます。

【カフェイン】

コーヒーといえばカフェイン!カフェインと聞くと体に悪い成分のようなイメージもありますが、実はこのカフェインが血管に良い働きがあります。

カフェインは血管の拡張作用があります。その為、血管を拡げることで血管の流れを良くしてくれます。

特に腎臓の血管を広げる為、血管をろ過し綺麗にする働きを強くしてくれます

動脈硬化を防ぐ

【クロロゲン酸】

クロロゲン酸とは赤ワインにも入っているポリフェノールの一種。血管を老けさせない凄いパワーを持っています。

動脈硬化とは酸化物質により血管が酸化し錆びついたように硬くなる状態をいいます。錆びついた状態なので傷がついたり破裂したりしやすくなる為それが心筋梗塞や脳卒中になる危険性を高めることとなります。

しかしこのクロロゲン酸は抗酸化作用がある為、血管を酸化から守って硬くなるのを防いでくれます

血糖値の上昇を抑える

コーヒーに含まれるクロロゲン酸は血液中の糖の吸収を和らげたり脂質の代謝を促進するほか、血管に吸収される糖や脂質を防ぐ働きがあります。(食前にコーヒーを飲むと)

認知症のリスクを軽減

1日3~5杯のコーヒーを飲むと認知症の発症リスクが飲まない人に比べて65%低下したというデータが出ています。(フィンランド クオピオ大学による調査)

認知症の代表のアルツハイマー病はアミロイドβという異常なたんぱく質が脳に沈着して起こります。しかしクロロゲン酸はアミロイドβの蓄積を防いでくれる為、認知症に効果的といいます。

ポリフェノールを数種類同時に摂ることで効果が倍増

オーストラリアとスロバキアの最新研究によると、『心筋保護作用がある4つのポリフェノールを同時に摂取したところ効果が10倍に増加した』というデータがあります。

コーヒーの1日の摂取量

心筋梗塞や脳卒中のリスクが軽減される為の適切なコーヒー1日摂取量は3~4杯

国立がん研究センターが調査したものによると、(対象者約9万人の普段飲んでいるコーヒーの量を調査・分析した結果)心疾患と脳血管疾患にかかる割合が、コーヒーを全く飲まない人、1日1杯未満の人、1日1~2杯の人と比べた際に1日3~4杯飲んでいた人が全く飲んでいない人に対しておよそ4割も少なくなっていたというデータがでています。

それでは何杯以上飲むとダメなのでしょうか?

石原藤樹先生によると、『5杯以上飲むと死亡リスクが増える』といいます。しかし、5杯以上飲む方はあまりいない為、統計的に優位かはわからない状態ではあると言います。

ドリップコーヒーでもインスタントコーヒーでも元の成分に違いはないので、どのコーヒーでもいいようです。ブラックで飲むと効果的です。

砂糖を入れることは避けましょう。砂糖を毎回いれることで血糖値が上がる原因に。そして血糖値が急激に上がることは血管を傷つける原因となります。

※妊娠中や授乳中の方など不安がある方はコーヒーをたくさん飲むと病気の原因になる可能性があるので、主治医にご相談ください。

ブラックで胃が荒れる場合は?

ブラックで飲むと胃が荒れる方はミルクを入れて飲むのが良いそうです。しかし、医学的に見て血管に良いコーヒーの最強の飲み方があります。

それが、コーヒー×豆乳です。

豆乳には抗酸化作用のあるポリフェノールの一種イソフラボンが含まれている為、コーヒーのカフェイン(血管を拡げる)クロロゲン酸(抗酸化作用)で3つの成分で血管に良い効果が期待できます。

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コーヒーを飲む正しいタイミング、食前食後?

コーヒーには血糖値の上昇を抑える働きがありますが、その効果を得られるのは食前に飲むこと

食事に含まれる糖や脂質は胃や腸から血管に吸収されます。量が多すぎると血糖値を急上昇させ血管にダメージを与えます。

コーヒーのクロロゲン酸は胃や腸でも糖や脂質を吸収されるのを防ぐ働きがある為、食前にコーヒーを飲めば血糖値の急上昇を防ぐことが期待できます。

また、朝飲めば1日を通して血糖値の上昇を緩やかにしてくれます。朝食の前にコーヒーを飲むことで1日の血糖値を安定させることができるといいます。

まとめ

いかがでしたか。目がさえる為に普段から飲んでいた方、味や匂いが好きで愛飲されている方もおおいのではないでしょうか。普段から飲んでいたコーヒーがまさかこんなに体に良い効能があったとは嬉しい情報ですね。

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