キクイモはあまり聞いたことない芋の名前なのではないでしょうか。全国的にはあまり流通していないものの、徳島県の美馬市脇町ではスーパーでみることができる特産品です。
2018年2月6日に放送された朝日放送系テレビ番組『名医とつながる!たけしの家庭の医学』で徳島県美馬市脇町で中性脂肪を効率よく減らしている食材があることを明かされていました。その食材が、菊芋です。
この記事では同番組で紹介された菊芋の効能やレシピなどを紹介していきます。
スポンサーリンクキクイモとは?
キクイモとはキク科でごぼうなどの仲間。春に種をまくと夏には人間の背丈を超え3mほどに成長します。秋には菊に似た花が咲き、冬になると土の中に眠る根の部分に栄養を蓄えて11月頃収穫期を迎えます。
味はリンゴのような食感でシャキシャキしており噛んでいると甘味がでるといいます。
菊芋の効能・効果
ダイエット効果(体重減少)
『名医とつながる!たけしの家庭の医学』で90㎏あった体重が翌年に84㎏と6㎏の減少に貢献したことを話されていました。元々太り気味だった体が7年間菊芋を食べ続けて自然と体重が減るようになり中性脂肪も基準値内をキープできているといいます。
61歳の女性も7年前60㎏だった体重が菊芋を食べ始めてから無理なく4㎏減少し、現在では56㎏。
69歳の女性も5年前56㎏だった体重が菊芋を食べ始めてから自然と2㎏減少し、現在では54㎏。
この菊芋が溜まりやすい中性消防を効率よく減らしてくれる食材なのです。
中性脂肪を減らす
中性脂肪が増える一番の原因は炭水化物などの糖質の摂り過ぎです。甘いモノやアルコールなどの摂り過ぎが大きな原因となってきます。
菊芋には水溶性食物繊維の一種であるイヌリンという成分が含まれています。
東邦大学医学部教授弘世貴久先生によると、
『このイヌリンという成分は体の中に入り水分と混ざり合うとゼリー状になります。(イメージとしては片栗粉)この状態で摂取された糖を包み込みます。その結果等は小腸で吸収されず大腸に流れ込みます。(イヌリンに包まれた糖で小腸に溜まったものはゆっくり吸収されるため、中性脂肪にはなりにくいといいます)』
『イヌリンには他にも中性脂肪を減らす効果があります。大腸に運ばれたイヌリンは腸内細菌のエサになります。ここで悪玉菌ではなく善玉菌だけのエサとなりますので乳酸菌やビフィズス菌などの善玉菌が腸内で増えます。善玉菌が作る物質が肝臓に働くと中性脂肪の合成を抑制する効果が空きたい出来ます。』
つまりイヌリンという成分には中性脂肪を減らすことを促す働きが2つほどあり、それは(1)ゼリー状になったものが大腸にそのまま流れることで小腸での糖の吸収を抑えて中性脂肪になりにいくくなるというものと、(2)腸内細菌のエサになることで、善玉菌が中性脂肪のがっせいを抑制するというものです。
スポンサーリンク菊芋のレシピ(調理法)
※写真はイメージです。
徳島県美馬市脇町ではどのように菊芋を食べているのでしょうか。
- 皮をむいた菊芋を鍋の具材に
- 菊芋のかき揚げ
- 菊芋のきんぴら
- 菊芋を練り込んだ蕎麦
- 菊芋チップスをおやつとして食べる(ごぼうのような味わいだそうです)
上記のような調理法で食べられているようです。
菊芋のゴママヨサラダ
【材料】
キクイモ(ゴルフボール程)2~3個
アサツキ又は小葱(あれば)1本
■ 【ドレッシング】
マヨネーズ大さじ2
白ゴマ小さじ2
すり白ゴマ小さじ2
醤油1~2滴
【調理法】
- キクイモは土汚れをしっかり落としておく。汚れが落ちにくい場合はタワシを使うと落ちやすいです。
- キクイモは薄くスライスして10分程水にさらしておく。
※皮は薄皮なのであまり気になりません。気になる方は皮剥きを。 - アサツキはみじん切りにする。キッチンはさみで切ってもOK。
- 【ドレッシング】の材料を混ぜ合わせ、【2】のスライスしたキクイモと和える。
- みじん切りにしたアサツキを彩りに上からパラパラとかけて出来上がり。
参考URL:クックパッド
菊芋のピクルス
【材料】
菊芋好きなだけ
☆ピクルス液菊芋が浸る程
美味しいお酢100cc
酒50cc
三温糖 大さじ1
ローリエ 1枚
ニンニク 一片
唐辛子 1本
粒胡椒適量
【調理法】
- 菊芋を食べたいだけスライスして瓶にぎっちり詰める
- ピクルス液☆を鍋に投入!
美味しいお酢はこちらがお酢スメ♪
沸騰したピクルス液をスライスした菊芋が浸るくらい入れます。 - 冷めるまでその辺に放置
次の日には身体に美味しい菊芋ピクルス完成♪
参考URL:クックパッド
まとめ
いかがでしたか。健康診断で中性脂肪の数値がなかなか改善されないという方も多いと思います。この食材を継続的に食べることで無理せず自然と減らすことができるなんて夢のような食材ですね。特産地意外ではスーパーなどでまだ見かけない食材ですが、パクチーのように流行すると今後スーパーでも購入できるようになるかもしれませんね。
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