中性脂肪高いのは生活習慣が原因?これを見直せば減らせるかも?

【公開日】2020年08月31日,【更新日】2020年08月31日

血中の中性脂肪値が多くなると動脈硬化を引き起こす原因にもなりかねません。動脈硬化が悪化すれば心筋梗塞や脳梗塞に繋がってしまう可能性も考えられます。できれば中性脂肪を減らして健康的な体を作りリスクを抑えたいですよね。

中性脂肪が多くなりやすい生活習慣があります。あなたもその生活を送っているのではないでしょうか。自分は関係ないと思っていたら意外にも該当していたなんてこともあるかもしれません。

それでは中性脂肪が高くなりやすいと考えられている生活習慣(食事や運動など)を紹介していきたいと思います。

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中性脂肪高くなる原因1:糖質の摂りすぎ

2020年8月27日に放送された『主治医が見つかる診療所』ではプラスマイナスの岩橋良昌さんが中性脂肪が高い血液と診断されていました。岩橋さんの生活習慣の中に中性脂肪が高くなってしまう原因が隠されていたのです。その生活習慣というのが、糖質の摂りすぎ。岩橋さんの場合、奥さんが丹精込めて健康に気を使った素敵なご飯を作ってくれているにも関わらず、間食にコーンフレークを何杯も摂取されていました。せっかく体に優しいご飯を食べていても間食で台無しといった状態。

そもそも中性脂肪とは脂といいますが、血液中に溶け出した脂の粒を指しますので液体です。中性脂肪は脂が血液の中でプカプカ浮いている状態なんですね。この脂の量が多い場合に中性脂肪の数値が高くなってきます。

番組内では秋津先生が「中性脂肪は脂を食べて脂として血中を浮いているものもあるし、糖質を食べて体の中で脂に変わって浮かんでいるものもある」と話されていました。

中性脂肪だから脂質を控えれば大丈夫だろう!と思っていても、糖質を多く摂取していれば中性脂肪の値は改善されないかもしれませんので注意が必要です。中性脂肪が高い方は糖質の摂取量も控えていきたいですね。

日経Goodday 30+では「中性脂肪が高い場合、その原因の多くは、アルコールや糖質のとりすぎです。「男性はお酒をよく飲む、女性はお菓子が好き、という具合に男女で傾向がきれいに分かれるので、性別によって生活指導を変えていきます。」(帝京大学理事・名誉教授で同大学臨床研究センターセンター長の寺本民生さん)と中性脂肪が高くなる原因はアルコールや糖質の摂りすぎなどといった食生活からきていることが多いと解説されています。つまり食生活を改善することで中性脂肪の数値を改善することができるということですね(※人によって異なります)。

糖質を摂りすぎるとなぜ中性脂肪が高くなる?

摂取した糖質は肝臓で中性脂肪に変わります。これが体を動かすエネルギー源になりますねが、摂取しすぎると使いきれず血液中に流れ込んでしまいます。これが中性脂肪が高くなるメカニズムです。

中性脂肪が高くなる原因2:脂肪の摂りすぎ

2020年8月27日に放送された『主治医が見つかる診療所』ではプラスマイナスの兼光タカシさんが血液不健康ランキング第1位:中性脂肪が基準値の5倍の795mg/dhLと紹介されていました。

ドロドロ血液の原因は、その食生活にあるようです。というのも兼光さんの食生活はピザ、ハンバーグ、鶏肉、ソーセージ、フライドポテトなどが含まれるパーティーセットを1人で食べていました、そしてそれを翌日に残ったものを食べるという食生活を送られています。

姫野先生は「1人なのにパーティーセットを頼んでいることに問題がある。1人前がどれくらいかわからないのでついつい食べすぎてしまう。また揚げ物が多くこれらの油はオメガ6の脂肪酸なので体に炎症を起こしやすい。動脈硬化や血管障害の原因になってしまう。そして更に翌日に持ち越しますよね。そうすると油や糖質が酸化してしまうのでさらに動脈硬化や血管障害が促進してしまう」と指摘されていました。

オメガ6の脂肪酸系の脂の摂りすぎが体に悪いことはご存知だった方も多いかとは思いますが、揚げ物を翌日に残しておくこと自体が体に悪かったことは知らなかった方も多いのではないでしょうか。食品を無駄にする感じがして余ったらどうしても残してしまいがちですよね。油は酸化してしまいます。酸化した油は血管を傷つけるリスクを上げてしまいますので、食べられる量だけ買うというのが健康への近道となりそうです。

そもそも揚げ物は出来たてが一番美味しいですよね。出来たてのものを食べるようにするということも健康に繋がる食習慣になるのではないでしょうか。これは簡単なことです。酸化した(時間がたった)揚げ物をあまり食べないようにすると良いでしょう。

ちなみに、オメガ6はサラダ油やコーン油などに含まれている脂肪酸です。

しかし、サラダ油なんかは一番安く、量も多く手に入るので重宝されている方も多いはずです。そんな方は食べる量を少なくすること、そして揚げたてをできるだけ食べるようにすることでリスクを軽減できるのではないでしょうか。

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中性脂肪が高くなる原因3:アルコールの摂りすぎ

2020年8月27日に放送された『主治医が見つかる診療所』ではプラスマイナスの兼光タカシさんが中性脂肪値の高さを指摘されていましたが脂質や糖質のみならずアルコールも好んで飲まれていることも注意されていました。

兼光さんは700ml位の焼酎の瓶をあけてしまうほど酒豪だといいます。秋津先生によると、「中性脂肪が高くなる原因3つありまして、1つは肥満、食べ過ぎですね。もう1つはアルコールの摂りすぎ、もう1つは家系です。お酒を飲んでいると聞いてあまり太っていないのであればアルコール性の高脂血症の可能性が高い」と診断されていました。また、「1度お酒をきっちり2週間くらい全く飲まずに頑張ってみて」とアドバイスされていました。

比較的痩せているのに中性脂肪の値が高いという方も多いといいます。その場合はアルコールによって中性脂肪が高くなっている可能性が高いといいます。

つまり、そんなに太っていないのに健康診断で中性脂肪が高いと診断され、普段からお酒を飲んているという方であればお酒の量を減らすことが中性脂肪値の改善に繋がることになります。

1日のお酒の目安摂取量

厚生労働省は「健康日本21」の中で「通常のアルコール代謝能を有する日本人においては、節度ある適度な飲酒として、1日平均純アルコールで20g程度である。」と示しています。

20gとは大体「ビール中ビン1本」「日本酒1合」「チュウハイ(7%)350mL缶1本」「ウィスキーダブル1杯」などに相当するということです。

普段ビールを飲んでいる方も多いと思います。しかしコンビニでは瓶ビールは売られていないですよね。そんな時は通販で瓶ビールを買って1本だけ冷蔵庫で冷やしてそれしか飲めない状態にしておくのも良いでしょう。ちなみに、ワインは1杯15mlのアルコール量なのでワインであれば1杯程度が適しています。普段からお酒を飲んでいる人にとってはどうしても少なく感じてしまいそうですね。

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まとめ&感想

いかがでしたか。中性脂肪の原因となる生活習慣は『糖質の摂りすぎ』『脂質の摂りすぎ』『アルコールの摂りすぎ』といった主に食生活からくるものが多いということです。食べすぎを防ぐためには食べる量だけ買う、またはよそうように心がけたり、脂質に関してはオメガ6のものを控えて、良質な油といわれてるアボカドやオリーブオイルなどで代用するなど改善できることはたくさんあります。アルコールに関しては毎日飲む量を減らすというのは精神的に屈しやすいので期間を決めて禁酒をするのが効果的かと思います(私の経験上)。私はお酒を飲み始めると止まらなくなるタイプなので全く飲まないという選択肢のほうが合っていました。量をコントロールできる方であればアルコールの量を減らすというのも手かと思います。食生活を見直して健康的な体作りを目指してみてはいかがでしょうか。

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