中性脂肪を下げる食品・上げる食品!基準値を超えていると危険!?

【公開日】2019年03月22日,【更新日】2019年03月22日

2019/3/21に放送されたテレビ東京系情報番組『主治医が見つかる診療所』で中性脂肪を下げる食品と上げる食品を紹介されていました。その食品とは?

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中性脂肪の基準値越えは危ない?

健康診断でチェックする項目として悪玉コレステロールの多さがあるかとおもいます。善玉コレステロール、悪玉コレステロールともに基準値内だとしても、中性脂肪の数値が基準値から大幅に上回っている場合、命への危険性があるといいます。

悪玉コレステロール値が基準内であっても、中性脂肪の数値が高い場合、心筋梗塞などの病気に繋がることが!

中性脂肪とは、体を動かすために必要なエネルギー源で一般的な基準値は50~149㎎/dLと言われています。

中性脂肪というのは分解されるとエネルギーになります。血液の中では中性脂肪とコレステロールはくっついています。なぜかというと中性脂肪、コレステロールは脂なので血液には溶けません

まわっているうちに中性脂肪が分解されてエネルギーとなり最後にほとんどコレステロールだけの状態になります。それが悪玉コレステロールです。

ところが中性脂肪が非常に多いと分解されなくなります。悪玉コレステロールにいく前に、中性脂肪と悪玉がくっついた残り物が多くなってしまいます。つまり、悪玉が減ってしまい動脈硬化になります。

引用元:主治医が見つかる診療所

つまり、中性脂肪が多すぎるとエネルギーとして使かいきれず、コレステロールと一緒に残ってしまいます。それが動脈硬化を加速させ、心筋梗塞などの病気リスクが高まるというのです。

そしてこの中性脂肪の落とし穴は、一般的に健康診断でチェック項目として注目されているものが『悪玉コレステロール』。そんため、悪玉コレステロールを基準値内に改善している人が多くいらっしゃいますが、中性脂肪に関してはおざなりにされている方が多いようです。

健康診断の結果で中性脂肪の数値が基準値よりもはるかに上回っている場合は、放っておかず改善していくことを心がけられるとよいでしょう。

中性脂肪が500㎎/dLを超えている場合、心筋梗塞の発生率は3倍くらいあがります。

中性脂肪をあげる食品

基本的に中性脂肪をあげる食品は『糖質』です。糖質を多く摂りすぎてしまうと、中性脂肪を増やす原因となってしまいます。食べ方を工夫したり、食べすぎていると感じている方は量を減らしたり調整する必要がありそうです。

炭水化物

炭水化物を食べると体の中で消化されてブドウ糖になってから血液に入ります。それがブドウ糖をエネルギーに変えます。余ったブドウ糖が肝臓に行くとそれを原料に中性脂肪を作ります。その為、炭水化物を食べすぎると中性脂肪が上がってしまいます

炭水化物の摂取のしすぎには注意が必要です!炭水化物の重ね食べなどをしている人はなるべく炭水化物よりもおかずをメインに食べていくように心がけるとよいでしょう。

お酒

ビールにも糖質が含まれています。しかし、ビール以外の蒸留酒でも中性脂肪は増加します。その原因は『アルコール』です。

内分泌内科岡部正医師によると「アルコールは分解される時にアセテートという物質がでます。この成分が中性脂肪の材料になります。また、中性脂肪を作る刺激をしてしまいます」と話されていました。

つまり、アルコール自体が中性脂肪をあげてしまうことに!

果物

健康のために毎日食べている方も少なくないのではないでしょうか。果物が中性脂肪を上げる原因は『果糖』にあります。果糖は肝臓での代謝が早くすぐにエネルギー源になります。しかし、摂りすぎると肝臓で貯蔵できず中性脂肪になりやすいのです。

また、調味料にはいっている『果糖ブドウ糖液糖』や『ブドウ糖果糖液糖』も果糖が入っていますので、それら原料が入った調味料の使い過ぎにも注意が必要です!

ちなみにバナナだと1日1本が摂取目安になります。

食べたいけど中性脂肪を増やしたくないという方は!
  • 体を動かしていないとエネルギーが余ってしまいますので、フルーツをたくさん食べたい時は意識的に体を動かすようにしてエネルギー消費をするように心がけましょう。
  • オリゴ糖を使うようにしましょう。これは消化しにくいので、中性脂肪に変わりにくいといわれています。
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中性脂肪を下げる食品

中性脂肪を減らすのは『アルコール』『炭水化物』『動物性脂肪』を食べすぎないこと。これを過度に摂取している場合は、食生活の見直しが必要です。つまり、健康的な食品で直していこうと考えるのではなく上記2つの中性脂肪の『原因となるものを減らしていく』という考えを持たなければなりません。

また、『腹八合医者いらず』という言葉がありように、食べすぎないように心がけるようにしましょう。

また、食生活以外でも、中性脂肪は体を動かすことで燃焼することができるので、日ごろから体をより動かすようにしましょう。

高野豆腐

しかし、できれば中性脂肪を下げるという食品も食生活に取り入れていきたいですよね。循環器内科秋津壽男医師によると「高野豆腐や高野豆腐を粉にした粉豆腐は入ってきた脂肪をある程度トラップしてゆっくり動かせる働きがある」と紹介。

高野豆腐はアレンジ料理でお肉の代わりとしても利用されています。細かく砕いてひき肉に見立てたり、切り方によっては豚肉や牛肉の切り身のような形でもアレンジできます!

まとめ

いかがでしたか。中性脂肪って普通に健康的な生活をしていたと思っていた人でも数値が高かったりしますよね。普段無意識に間食をしていたり、食べている食材が糖質ばかりだったりと見直すことはたくさんあるかと思います。特にアルコールは途中でどれだけ飲んだか把握できなくなってしまいますよね。出来る限り嗜む程度、飲む回数を減らすなどしていきたいですね。

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