2019/4/2に放送されたテレビ朝日系テレビ番組『林修の今でしょ!講座』では医師が選ぶ体に良い回転すしネタをランキング形式で紹介。そのネタの持つ栄養成分や効能を明かされていました。その中の4位、6~8位がマグロのネタ。マグロの凄い効能やプロが教える賢い解凍方法とは?
スポンサーリンクマグロの効能が凄い!赤身が疲れを吹き飛ばす?
東邦大学医療センター大森病院の弘世貴久先生は「まぐろは生まれた時からずっと泳ぎ続けていて疲れを知らない魚。まぐろの赤身には疲労回復成分が豊富に含まれています。」と話されています。
では赤身の何が疲れを吹き飛ばしてくれるのでしょうか。
金沢医科大学准教授赤澤純代先生によると、「まぐろの赤身に含まれる『イミダゾールジペプチド』という成分が疲労回復に効果が期待できます。」
そもそも疲れはどうして感じるのでしょうか。それは筋肉をサビさせてしまう活性酸素が溜まり筋肉が傷つけられることが原因です。まぐろに含まれるイミダゾールジペプチドは筋肉などにたまった活性酸素を抑制する働きがあり、疲労回復効果が期待できると考えられています。
また、まぐろにはビタミンB6が含まれています。食品別で比較してもビタミンB6の含有量が多く、この成分は脂肪燃焼を促進してエネルギーに変える働きがあります。
まぐろの赤身、中トロ、大トロはどの部分にある?
マグロの赤身は骨に近い中心の部分になります。そして中トロは皮に近い背中の部分、大トロは、お腹の部分にあります。しかし、内臓をとった下の部分だけになりますので、お腹の大トロ以外の部分は中トロになります。大トロはちなみにまぐろの4%しかありません。
マグロの効能が凄い!筋力アップ?
まぐろの赤身は良質なタンパク質で低脂肪。健康長寿に欠かせない筋力アップが期待できると考えられています。
赤坂ファミリークリニック伊藤明子先生は「まぐろの赤身には良質のたんぱく質が含まれていますので、筋肉をつけるのにはとても良い食材です」と話されていました。
疲労回復意外にも良質なタンパク質がとれて、筋力もアップしてくれるのはとても嬉しいですね。
スポンサーリンクまぐろの栄養を逃さない解凍方法とは?
美味しいだけでなく健康効果が期待できるマグロ。できるかぎり栄養は逃さずそのままの栄養を摂取していきたいですよね。しかし、調理法を間違えてしまうと、その栄養素を逃してしまうことも。
冷凍マグロは生のまぐろより鮮度・味が落ちる?
生のまぐろのも冷凍のまぐろも品質(鮮度)・味は全く変わりません。現在船の冷凍技術も上がっています。獲れてからすぐ-50度以下に冷凍しますので品質は凄く良いと言われています。
また、品質や味のみでなく、栄養もほとんど損なわないと言われています。
栄養を逃さない冷凍マグロの解凍方法
- 表面を軽く洗い流します。
- 容器にぬるま湯(人肌と同じくらいの温度)を入れていきます。
- 約3%の濃度になる塩を加えます。
- そこに冷凍マグロを投入し一定時間解凍します。
冷凍マグロに負荷がかかる温度帯を一気に通すことによって細胞が壊れないというのがこの解凍方法。マグロの細胞は-5~-1度が壊れやすく栄養も流れ出てしまいます。ぬるま湯で回答すると、その温度の時間が短いため細胞が壊れにくいといいます。
まとめ
いかがでしたか。まぐろを食べることで疲労回復や筋力アップの効果が期待できると考えられています。つまり、動きを止めないパワフルな魚であるマグロから私たちがパワーをもらっている感覚になりますね。自然の恵みに本当に感謝です。
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