2018年6月12日に放送された『名医とつながる!たけしの家庭の医学』(朝日放送テレビ)では【免疫力アップ&腰痛・ひざ痛・不眠解消】SPと紹介していました。
長年腰痛とひざ痛に悩まされている方も多いのではないでしょうか。最近の研究で原因が股関節にある腰痛・ひざ痛持ちの人がいることがわかってきました。この記事ではどのような症状の人が股関節から腰痛やひざ痛に影響を与えているか、その解決法などを紹介していきます。
スポンサーリンク股関節からきている腰痛・ひざ痛持ちの見分け方
あくまでこの股関節が原因によって引き起っている腰痛やひざ痛の人は限らています。腰痛・ひざ痛持ち全ての方に当てはまる原因ではありません。
そこでその見分け方ですが、この新原因(股関節)に当てはまる方は後ろ姿からある程度確認することができます。
この確認法は2名で行います。
腰痛・ひざ痛持ちの方は立ち、片足を腰の部分まで持ち上げます。その時にもう一人の方は相手の後ろに立ち、持ち上げている足の方のお尻がもう片方のお尻よりも斜めに上がっているか確認してあげてください。左右ともに行います。
この時に左肩上がり、右肩上がりになっていなく、平行であったり、持ち上げている足の方のお尻がもう片方よりも下がっている状態の場合はこの股関節による腰痛・ひざ痛の可能性が高いといいます。
股関節と腰痛・ひざ痛の関係性
股関節は、大腿骨(だいたいこつ)の上端にある骨頭(こっとう)と呼ばれる球状の部分が、骨盤の寛骨臼(かんこつきゅう)と呼ばれるソケットにはまり込むような形になっています。その骨頭の部分と寛骨臼の間には軟骨があり、クッションの役割をしています。
久留米大学医療センターの大川孝浩先生によると、
『大腿骨の球状の部分を骨盤が屋根のように覆っています。股関節に異常が起こる原因は軟骨に大きな負荷がかかることで起こってきます。この負荷は体重以上にかかってきます』
『この負荷が増加すると軟骨がすり減ってきてしまいます。』=隙間が狭くなりことで炎症が起こり痛みが出てきます。
その痛みが筋肉や神経によってひざや腰の痛みと誤って認識することがあるといいます。
スポンサーリンク腰痛・ひざ痛一挙解決法
股関節の炎症によって起こる腰痛・ひざ痛、つまり股関節の軟骨のすり減りによる炎症の解消法とは?
今までは軟骨のする減りは改善できないと言われていましたが、近年になって股関節の軟骨の再生が期待できる簡単な方法があることがわかりました。
その方法というのが、『ジグリング=貧乏ゆすり』です。
このジグリングは大川先生の研究グループで開発、推進されてきた方法(久留米大学名誉教授井上明生先生を中心に)で、貧乏ゆすりの動きで股関節を動かすと関節液という液体が軟骨を維持する栄養成分がより多く流入されます。
すると、軟骨が維持されるだけでなく、成長も促し再生につながる可能性があると信じられています。ちなみに約8割の患者さんの痛みの症状が改善されているようです。
貧乏ゆすりのポイントは、両足同時でも交互でもOK。1日2時間以上行うと効果的です。
まとめ
いかがでしたか。日本人のマナーとして貧乏ゆすりは行儀が悪いと言って子供の頃に躾けられた方も多いのではないでしょうか。その貧乏ゆすりが股関節の軟骨に栄養素を送るとは驚きですね。腰痛やひざ痛だけでなく、貧乏ゆすりは足のむくみにも効果的と言われています。普段から取り入れたい健康法の1つですね。
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