2018年6月12日に放送された『名医とつながる!たけしの家庭の医学』(朝日放送テレビ)では【免疫力アップ&腰痛・ひざ痛・不眠解消】SPと紹介していました。
免疫力は小腸の絨毛と深く関係しており、その絨毛をふさふさに保つことが免疫力アップにつながります。この記事では絨毛をふさふさにする食べ物(栄養素)を紹介していきます。
スポンサーリンク免疫力とは?
疲労、体調不良、食欲減退など感じやすくなってきたと感じる方。免疫力が下がってきている可能性があります。
そもそも免疫力とは、『体内に入ってきた敵を退治する免疫細胞の活力を示す指標』を指します。つまり、免疫力が高ければ健康な体を保てるということになります。
しかし、免疫力は年齢を重ねるほど低下していきます。免疫細胞の活性度は70歳以降は20代の半分以下に低下します。
免疫力が低下すると、ガンを発症しやすくなったり、食べたものが誤って気管に入っただけで重度の肺炎を引き起こす原因となる可能性があります。
絨毛と免疫力の関係性
絨毛とは、小腸の内側にびっしりと生えている長さ1㎜、太さ01㎜程度の毛です。免疫力の高い人はこの絨毛が健康的に生えているといいます。逆に免疫力が低い人は、この毛が抜け落ちたり短くなったりするといいます。
帝京大学医学部付属病院上部消化管外科教授の福島亮治先生によると、
『小腸には食べ物と一緒に毒素や病原菌入ってきます。そこから体内へ侵入していくのを防ぐことが小腸の働きです。→免疫の働き』
『絨毛の中にはたくさんの免疫細胞が入っており、それが病原菌などを撃退していくれます』
スポンサーリンク免疫力を高める食べ物
それではこの短くなった、抜けてしまってきている絨毛をふさふさにしてくれる栄養素とは何なのでしょうか。
その栄養素というのが『タンパク質』です。
タンパク質に含まれる『グルタミン(アミノ酸)』が小腸の活性化を促していくれます。
体内に入ったグルタミンは小腸の重要なエネルギー源になり、短くなった絨毛を伸ばしたり、少なくなった絨毛を増やす働きがあると考えられています。
高齢者のタンパク質1日摂取量は?
厚労省によれば、高齢者(70歳以上)のタンパク質の摂取量は約68g。しかし、健康維持のために推奨されている1日の摂取量は75gとされています。
タンパク質は卵、お肉、お魚、チーズなどから多く摂取することができます。
しかし、お肉が苦手という方も多いのではないでしょうか。そんな方にはお刺身や、チーズ、お味噌汁に卵をいれる、生たまごをいろいろな食事にかけるなど、トッピング感覚でチーズや卵を増やすようにするといいでしょう。
まとめ
免疫力があると思っていても実際に絨毛が剥げてきている可能性があります。普段からしっかりとタンパク質を摂取して免疫力のある体を作っていきたいですね。
スポンサーリンク