2種類のFTOと「ADRB3」「UCP1」「ADRB2」という5種類の遺伝子から分析をしてくれるタイプの肥満遺伝子検査キット、『DNA SLIM』を体験してみました!
検査結果がどのように表示されるか、納得のいく結果が出るのか、結果が届くまでの期間など、私自身の感想も踏まえて詳しく解説していきます。
そもそも遺伝子検査とは?
遺伝子検査を行うことによってあなたの体質や特徴が分かります。病気リスクなどに関わる多くの遺伝子を解析し、健康や体質改善などに役立たせる情報を得ることができます。
簡単に説明すると、『自分の遺伝子を知って、今後の生活に役立てることができる』という感じです。遺伝子レベルで自分が太りやすい食材を知り食生活を改善したり、病気リスクを知り生活習慣を改善する手助けをしてくれるのが遺伝子検査です。
遺伝子検査にも種類がたくさん存在し、肥満遺伝子を調べるもの、自身のルーツを調べるもの、肌タイプを調べるもの、運動能力を調べるもの、生活習慣病リスクを調べるものなど、各項目に特化した遺伝子検査キットが存在します。
スポンサーリンクハーセリーズ・インターナショナルのDNA SLIMとは?
数ある肥満遺伝子検査の中でのDNA SLIMの特徴とは?
肥満に関する5種類の遺伝子を分析して243パターンの中から被験者の遺伝子にあったダイエットプランを提案してくれるとことにあるかと思います。
このDNA SLIMでは高カロリー嗜好遺伝子と過食傾向遺伝子、内臓脂肪型遺伝子、皮下脂肪型遺伝子、やせ型遺伝子の5種類から分析してくれますので、これらのデータを基に自分がどういった傾向で太りやすい体質なのか、どうやって痩せたら効果的であるのかを知ることができます。
検査方法は?簡単にできる?
検査方法は非常に簡単です。キットが届き次第、付属の綿棒(検体)に粘膜を付着させ、必要書類を記入して返送するのみです。
届いたキットの中身は全部でこんな感じでした☟☟
【入っているもの】
- はじめにおよみくださいという紙
- 遺伝子検査同意説明書
- 遺伝子検査同意書
- チェックリスト
- 綿棒
- お名前シール(綿棒に貼るもの)
- 検体保護用エアーパッキン袋
- 返信用封筒(自ら切手を貼る必要はなし)
- WEB登録カード
- 口腔粘膜採取方法の小さい紙
- 『ご注意ください』という注意喚起の紙
以上です。
注意は、検査キット内の綿棒と申込用記入シートはセットになっているため、一致しない場合は検査に進めませんよ~!というものでした。
1つだけちょっとめんどくさいな、と思った点が、検体を1分間程度ほほの内側を左右にこすって粘膜を付着させた後、15分間程度乾かす必要がある為、綿棒をたてた状態に保たなければいけません。
その間綿棒はもちろん他の物に触れてはいけないので、この綿棒を安全な場所に15分間カバーをしない状態で放置しなければいけません。ちょっとぶつかったら倒れるほどのものなので内心ひやひやでした。お子さんがいる方は、一人で落ち着いた時間に採取することをお勧めします。
こちらがカバーに入った状態の綿棒☟☟
そして15分間乾燥させている時の状態☟☟
DNA SLIMの結果が届くまでの日数
検査結果が届いたのが思っていた以上に早くびっくりしました。
検体の受付日:2018/12/3
検査結果が出た日:2018/12/10
つまり、1週間で結果が出ました。たったの7日です。正直2~3週間はかかることを予測していたので、こんなに早く結果を受け取れて嬉しい限りです。
※個人差はあるかと思います。
スポンサーリンクDNA SLIMの検査結果
検査結果で知れることは下記7つ。
- 検査結果とアドバイス
- 食事のアドバイス
- 運動のアドバイス
- ダイエットプラン
- 各遺伝子の説明
- 参考文献一覧
- 食行動判定結果
1項目ずつ画像もつけて詳しく解説していきますね。(5,6の項目は説明になり、検査結果ではないので割愛します)
1.検査結果とアドバイス
まずは結果画像をご覧ください。
私はなんと、『内臓脂肪型肥満』!正直私は皮下脂肪型肥満かと思い込んでいたので、新な発見でした!
ちなみに、内臓脂肪と皮下脂肪の見分け方の参考ですが、おなかが張ってぽっこりしている、いわゆる『ビール腹』や『たぬきっぱら』は内臓脂肪による膨らみです。反対にハリがなくたるんだお腹の場合は皮下脂肪によるものといわれています。
皮下脂肪は内臓脂肪に比べ蓄積されにくいですが、一度ついてしまうと落としにくい特徴を持っていますので、それに比べたら内臓脂肪型は落としやすくいのでいいのかな?とポジティブに考えることにします!
皮下脂肪と内臓脂肪の見分け方をさらに詳しく下記記事で紹介しています。☟☟
この結果でいいなと思った点は、1日の基礎代謝量を出してくれる点です。平均に合わせず自分だけの基礎代謝量を計算してくれます。また、太りやすい部位、太りやすい食べ物の種類を教えてくれます。
2.食事のアドバイス
この項目ではどの食べ物で太るか、また、どういった食生活を送っていくことが望ましいか詳しく教えてくれます。おすすめの料理も教えてくれるのはありがたいですね!
糖質で太りやすいことは当っています。炭水化物を大量摂取した時やビールを飲みすぎた時に特にお腹まわりにお肉がつくタイプなのでこの結果は当っているでしょう。
この項目でいいなと思った点は、糖質代謝を助ける栄養成分がビタミンB1であると教えてくれる点です。ただおすすめの食材というわけではなく、栄養成分を教えてもらえることでこれからの料理の幅が広がります。
3.運動のアドバイス
この項目では自分に合った運動方法、そして私個人のエネルギー消費にかかる運動時間を計算してくれます。これはこれからダイエットをする人にとってかなり良い指標になりますね。特に食事制限でカロリーコントロールしている人にとっては役立つ数値です。
私に合った運動法はウォーキングと筋肉トレーニングでした。これは驚きました。私が本気で減量をするときに必ず行うメニューがこのウォーキングと筋トレだからです。しかもその筋トレの内容にはスクワット、腹筋、腕立てがすべて含まれています。このウォーキングと筋トレを3ヶ月行って実際に8キロ落とせたのでこれは当っているといえるでしょう。
4.ダイエットプラン
この項目が私にとって一番がっかりした項目でした。というのも、標準体重(目標体重)よりも少ない体重であると、ダイエットプランを計算してくれないシステムになっているようです。
これ以上減量する必要がないと判断され、ダイエットプランを組んでくれません。健康維持を目指しているのはわかるのですが、もしダイエットをしたいと思った時の目安として今の私の体質だとどれくらいの数値が必要になってくるのか教えてほしかったです。
しかし、もし標準体重以上である場合は、1日1㎏減量するために必要なエネルギー数などを教えてくれます。数値化されているので具体的な目標を決められます。
7.食行動判断結果
この項目は、検査した時に同封したチェックリストから判断されます。私の場合特に何も問題がなかったため、コメントも『問題ない』というもので参考にならないと思い、チェックリストの内容を変えて結果をみてみました。(チェックリストはWEB上から何回でも変更でき、それに合わせて結果が変わります。)
変更後☟☟ 変更内容:すべての答えを『全くその通りである』に変更しました。
偏食傾向、過食傾向、鈍感傾向すべての項目の点数が悪化しました。こんなアドバイスをしてくれますよ!という参考までに載せておきます。
今回試したダイエット遺伝子検査キット
ハーセリーズ・インターナショナルの『DNA SLIM』
まとめ
ダイエットをしようと思った時に必要となるデータが数値化されていてとてもわかりやすく目標を決める良い指標になると感じました。
こんな人にはおすすめしません。☟☟
- 標準体重より下回っている方
こんな人におすすめです!☟☟
- カロリー計算ダイエットをされている方
- 目標や消費カロリー・摂取カロリーを数値化したい方
- 内臓脂肪、皮下脂肪どのタイプか知りたい方
- どんな食べ物で太りやすいか知りたい方
- どんな運動が効果的に痩せれるか知りたい方
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