舌が白い原因は?舌をみればわかる健康状態チェック法とは?

【公開日】2017年12月25日,【更新日】2017年12月25日

ふと気づくと舌が白くなっていることってありますよね。人によっては口臭ケアとして舌海苔を綺麗に除去されている人も多いのではないでしょうか。この舌が白くなっている状態であなたの健康状態の異常がわかると、TBS系テレビ番組『この差って何ですか』で紹介されていました。

この記事では舌が白くなる原因や舌をみればわかる健康状態のチェック法をご紹介していきます。

スポンサーリンク

舌が白い原因とは?

北里大学東洋医学総合研究所の伊藤剛先生によると、舌が白っぽくなっている人は『胃や腸に問題が起きていることが多い』といいます。

その理由は、胃や腸は食べ物の消化吸収に関わっています。人間にとって非常に重要な器官です。そんな胃や腸が炎症を起こしていると、その炎症を治そうとして新しい細胞が作られます。

胃や腸と舌は実は粘膜でつながっており、舌の新しい細胞がどんどん次々と舌の表面に押し上げられていき、乳頭が伸びてしまいます。

乳頭とは:乳腺(にゅうせん)の開口部が皮膚から突出したところで、舌などにある、組織がちくび状に突起した部分。

イメージとしては、舌に白い海苔が敷かれていて、乳頭が上に押し上げられると、舌の表面の凹凸が大きくなっていく為、隙間が谷のように大きくなっている状態

舌が白くなるメカニズム

普通であれば食べ物などでこの舌海苔が削られるのですが、新しい細胞が増えて乳頭が上に押し上げられると、隙間の部分が削られない為、舌に白い海苔が残ってしまいます。

舌海苔はケアした方がいいの?

伊藤剛先生は『あまりお勧めしない』と話されていました。

皮膚のアカは外からの衝撃などを守るバリアになっています。

舌の白いモノも食べ物などから舌を守ってくれるバリア的働きがあります。尖がったものや固いものから守ってくれるわけです。

つまり、むやみやたらと舌の白い部分を除去してしまうと、細菌などの感染から守りずらくなってしまう為、取る必要はないそうです。

気になるのは口臭!

舌のケアをされている方は口臭が気になる為、ケアされている方も多いのではないでしょうか。

そこで、舌の白いものは口臭の原因にならないのでしょうか。

伊藤先生によると、『白いものからはあまり臭いは出ない』と話されていました。

スポンサーリンク

舌をみればわかる健康状態チェック法

舌が白い人

前述したように、胃や腸の炎症をおこしている可能性が高いです。

舌の横側がヘっこんでいたり凹凸している人

このくぼみは歯型からきており、舌がむくんでいる証拠。

舌がむくんでくると歯に押し付けられて両サイドが歯型のマークがついたような凹凸になります。

このむくみの原因は、体の中に入ってくる水の量が多い為です。

普段から水やお酒など多く摂り過ぎている人は舌もむくんでいる可能性があります。

こういった症状の方は普段の水分量を控える、または全身浴で水分を体から出すと良いようです。

舌の色が淡い・薄い

この舌の色が薄い理由は赤血球が少ない為です。舌の色は体内の血液の色を表します。

正常であればたらこのような色をしています。

この赤血球が少ない状態の原因は栄養が悪かったり、鉄分が不足しているなどあらゆることが関係しています。つまり貧血の可能性があります。

舌の色が濃い

舌が赤いだけじゃなく黒ずんでいいる場合は血液の流れが悪くドロドロの状態を表します。

血液がドロドロしていると詰まりやすくなっている為、心筋梗塞・脳梗塞などを起こしやすくなっています

この舌の持ち主から様々な病気に関わってくる可能性が高い為、かなり気をつける必要があるようです。この症状を持っている人は、脂っこい食事の摂り過ぎなどにより動脈硬化の可能性がありあす。

まとめ

いかがでしたか。舌を見るだけで自分の体の異常が確認できるのはありがたいですね。この中で当てはまる方がいたら、生活習慣を変えて改善する、または異常が気になる方は専門の医師にみてもらってみてはいかがでしょうか。

スポンサーリンク

関連記事