『林修の今でしょ』(テレビ朝日)では健康長寿が食べている油を特集されていました。心臓、血管、肝臓を老けさせない油としてランキング形式で紹介していました。
1位にランクされたのが心臓を守るという『オリーブオイル』。ではオリーブオイルの何がすごいのでしょうか。どのように摂取すれば栄養をきちんと摂取できるのでしょうか。
スポンサーリンクオリーブオイルの効能・効果
人類史上最も長生きしたといわれている女性『ジャンヌ・カルマル』さん(122歳)。彼女は地中海沿岸フランスで育ち、オリーブオイルを好んで食べていたといわれています。
心臓を守ってくれる
オリーブオイルに含まれる『オレイン酸』は心臓病の予防に効果が期待されています。
日本人の死因の病気2位が心臓の病気、心筋梗塞になります。心筋梗塞とは、心臓に血管を送る冠動脈が詰まり機能が停止してしまう病気です。悪玉コレステロールが硬くなってくると血管の壁にへばりついてしまい最終的に不整脈が起こったりし、特に40~50代の人が突然死する可能性があるとても恐ろしい病気です。
オレイン酸は悪玉コレステロールを強化してくれる働きがあります。つまり、血管の中から余分なコレステロールをとっていってくれます。→血液の流れがよくなる。
徳島大学循環器内科教授の佐田政隆先生は『「エイリアン脂肪」は心臓に知らないうちに張り付いて心筋梗塞などの原因となっている』と話されていました。
本来存在しない心臓回りに脂肪が付着し、心臓に毒素を注入して突然死を引き起こす原因となっているようです。
オリーブオイルのに含まれる「オレイン酸」は心臓病の原因の1つ『エイリアン脂肪』を減らしてくれます。
オレイン酸は内臓脂肪の蓄積を防ぐ働きがあります。また、内臓脂肪とエイリアン脂肪は比例します。その為、オレイン酸によってエイリアン脂肪の蓄積を防ぐことができるといいます。
認知症予防
エクストラバージンオリーブオイルには精製前だから『オレオカンタール』という成分が残されています。この成分は認知症予防に効果があるといわれています。(研究が進められている)
オリーブオイルの選び方
エクストラバージンオリーブオイルと普通のオリーブオイルとの違いは?
エクストラバージンオリーブオイル:オリーブの実を絞っただけのオイル
通常のオリーブオイル:絞ったオイルを精製し香りや味を取り除いたもの
エクストラバージンオリーブオイルには先ほど効能の部分で説明した『オレオカンタール』が含まれています。精製前だからこそ残っている成分のため、通常のオリーブオイルには含まれていません。
オレオカンタールには認知症の原因とされるアミロイドβの蓄積を減らす働きがあるという研究結果が報告されています(ルイジア大学でのマウスによる実験)。
どのように使い分けすればいい?
加熱しない料理(冷ややっこやカルパッチョなど)にはエクストラバージンオリーブオイル。
加熱料理(天ぷらや炒め物など)には普通のオリーブオイル。
スポンサーリンクオリーブオイルの効果的な食べ方や調理法
健康長寿の人たちが行っているオリーブオイルの使い方
- 焼き魚にオリーブオイル
- 納豆にオリーブオイル
- ココアにオリーブオイル
- パンにかける
- さしみにかける
- ヨーグルトにかける
オリーブオイルは欠点が見つからないオイル?
オリーブオイルは健康効果だけでなく、加熱に強いこと、どんな料理にも合わせやすいことから欠点がほとんどみつからないオイルと呼ばれています。
亜麻仁油もその健康効果から人気に拍車がかかっていますが、その欠点は加熱に弱いということ。それに比べるとオリーブオイルは安価で購入でき、調理にも使えるので多くの人に重宝されているようですね。
名医おすすめの食べ方
【1】
徳島大学循環器内科教授の佐田政隆先生は麻婆豆腐を炒めるときはオリーブオイルを使うことを勧められていました。
豆腐は大豆からでできています。大豆とともに摂取するとオレイン酸とイソフラボンのダブルの効果で心筋梗塞や動脈硬化の予防に期待できるといいます。
【2】
東大ママドクターこと伊藤明子先生はサバの味噌煮にオリーブオイルをかけることを勧められていました。
サバそのものにEPAとDHAが豊富に含まれていてお味噌の大豆にはイソフラボンが含まれています。オリーブオイルを足すことで健康効果があがるといいます。
まとめ
いかがでしたか。普段から使う油だからこそ、摂取しやすい。食べやすい。調理(加熱)に使える。というのはとてもありがたいですよね。林修先生もオリーブオイルを毎日摂取しているといいます。生でも料理にいれてもいいので、簡単に今日から試せそうな健康法です。
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