いびきをかく人とかかない人がいます。いびきを放っておくと大変なことになる可能性があります。最悪の場合睡眠時に呼吸が一定時間止まってしまい突然死に至る場合も。
TBSテレビ『この差って何ですか?』で睡眠時無呼吸症候群の原因や改善法を紹介されていました。この記事ではその考えられる原因3つと自宅でできる改善法をご紹介していきます。
スポンサーリンク睡眠時無呼吸症候群の原因
いびきがうるさいと言われたことがある人も多いのではないでしょうか。どれくらいの人がいびきをかいているのでしょうか。
『この差って何ですか』によると20歳で20%。60歳で60%と年齢に比例していびきをかく人の割合が増えるといいます。
東京疲労・睡眠クリニック 院長 梶本修身先生によると、このいびきの原因は、『舌がのどに垂れているか垂れていないか』だと言います。
いびきのメカニズム
仰向けで寝ている状態ですと気道の手前に舌があります。通常の状態であれば口から入ってきた空気は舌の上を通って気道までスムーズに運ばれます。この場合はいびきをかくことはありません。
しかし、舌がのどに垂れていると気道の手前を圧迫し空気の流れが悪くなります。この圧迫部分により空気の振動がおこりいびきとなります。
この舌の垂れがひどくなることによって気道まで送る空気を遮断してしまう状態が睡眠時無呼吸症候群を引き起こします。
『寝ている際に無呼吸が10秒以上続き1時間に5回以上の場合に睡眠時無呼吸症候群と診断されます』
ではこの舌の垂れはどういった原因によって引き起るのでしょうか。
睡眠時無呼吸症候群の3つの原因
【1】加齢
加齢により舌の位置を正常に保つ舌筋が衰えていることが原因。この筋肉の衰えにより舌を支えることができずのどの奥に舌が垂れて塞いでしまう状態に。
【2】肥満
体重が増えるだけでなく、舌もどんどん太っていきます。舌が太るとその重さに耐えきれず、のどの奥まで舌が垂れてしまいます。
【3】顎が小さい(太ってもいなく若い場合に多い原因の可能性)
大事なところは顎とのどとの距離です。この距離が狭いと舌を収めるところが狭いため舌が後ろに下がってしまいます。小顔の方は睡眠時無呼吸症候群を起こしやすいといいます。
ちなみにサバンナ高橋さんは、典型的な睡眠時無呼吸顔だといいます。
睡眠時無呼吸症候群が引き起こすリスク
番組内でサバンナの高橋さんが『睡眠時無呼吸症候群の重症レベル』と診断されていましたが、その高橋さんは寝ている間に無呼吸状態が70回起こっていたようです。
これだけ長く無呼吸状態が続くと突然死が起きやすくなります。
息を止めている状態は心臓がバクバクします。その理由は心臓に酸素が行かなくなる為です。これは心筋梗塞を引き起こす一歩手前であるといいます。
また、脳に酸素を送ろうとして血圧もあがり脳卒中のリスクを高めるといいます。
また睡眠時無呼吸症候群の方は交通事故の数が普通の人の7倍。
スポンサーリンク睡眠時無呼吸症候群の改善法
サバンナの高橋さんのように重症の方は専門医に診断してもらい、『CPAP療法』が必要になってきます。これはお相撲さんなどがよく使っている鼻から空気を絶えず送り続けその空気の圧力で強制的に舌を持ち上げて気道を確保する治療法です。
CPAP療法以外で改善法はあるのでしょうか。
これは重症でない方は舌を垂らさないようにすることが改善法の1つです。
舌を垂らさないようにする自宅でできる改善法は『横向きに寝る事。』
横向きに寝ることで8割の方がいびき半減されたようです。
しかし、横向きに寝ると言っても寝返りもうってしまって仰向けに戻ってしまう場合があります。そんな時の為に、【1】リュックを背負った状態で寝る。【2】照明を片側だけ置く。人は明るい方を背にして寝る習性があるそうなので、照明の明るさを避ける為に横向きになる可能性が高いようです。
まとめ
いかがでしたか。いびきのメカニズムがまさか舌の垂れに関係していたとは驚きです。加齢や疲労によるものかと思い込んでいましたが加齢以外にも肥満や顎の形に関係していたとは驚きです。寝ている間に突然死をすることはなるべく避けたいものです。いびきがうるさいと言われる方は今から対策が必要になってきそうですね。
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