味覚障害の原因や改善法とは?高血圧や2型糖尿病のリスクも!?

【公開日】2018年03月13日,【更新日】2018年03月13日

味覚の感度が低下したり、消失したりする状態が味覚障害です。 甘味、酸味、塩味、苦味、などの味覚が低下することで有名ですね。その味覚障害は舌の衰えによって起こることも。

TBS系テレビ番組『名医のTHE太鼓判!』で年齢的には比較的若いみちょぱさんが味覚障害であることが明かされました。この記事では番組で紹介された舌の衰えの原因や改善法を紹介していきます。

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味覚障害は舌の衰え?その老化の原因とは?

【1】加齢によるもの

味覚障害の患者数(兵庫医科大学病院調べ)は0~30代が200人以下、40~50代が200~400人以下。そして60~70代が500~600人以下と年齢を重ねるごとに患者数が増えていることがわかります。つまり歳を重ねると味覚が衰えていくことになります。

【2】ながら食い

ながら食いは食事に集中できず味覚が鈍るといいます。その為味が濃くなります。

【3】濃い味が好き

辛い香辛料のものなど刺激の強い味(濃い味)のものを好んで食べている人は舌の衰えの原因となります。

濃い味のものを食べすぎると味のセンサーである『味蕾(みらい)』が麻痺するため、味覚がおかしくなります。(参照:内科 森田豊先生)

舌の老化は2型糖尿病や高血圧のリスクを高める!?

甘さがわからなかったらどんどん糖分をとってしまうので将来的に糖尿病に。また、塩辛さがわからなかったらどんどん塩分をとるので将来的に高血圧になりかねない。血管の大きな病気を起こす可能性もある。(参照:消化器内科 大竹真一郎)

特に衰えやすいといわれるのが甘味と塩味です。

例えば甘味がわからないと今までコーヒーに1杯しか砂糖をいれていなかったところ、どんどん糖分を追加してしまう為、2型糖尿病の原因となりえます。

また、塩味がわからないと、塩や醤油を使いすぎてしまい高血圧や心臓疾患を引き起こす原因となりえます。

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味覚障害(舌の衰え)の改善法とは?

味覚障害や舌の衰えを感じる方は『よく味わって食べる』努力が必要になってきます。

つまりよく噛んで食べるようにしましょう。よく噛んで食べる人は『すごく美味しい』というようになるといいます。プロスキーヤーの三浦雄一郎さんは『唾液と混ざって噛めば噛むほど味がでる』と話されています。

唾液には食べ物の味を引き立てる作用があります。その為、薄味でも十分満足できるようになるといわれています。

最低30回以上よく噛んでたべるようにしましょう。

まとめ

いかがでしたか。食の洗濯も昔に比べて増え、忙しいがあまりに何かをしながら食事を済ませてしまう人も多くなっているこのご時世です。加齢だけが原因でなく普段の食生活から舌の衰え、そして悪化すると味覚障害といった症状を引き起こしやすい環境にあります。普段から時間をかけ、よく噛んで食べること。よく味わって食べる時間をつくることが大切になってきそうですね。

 

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