家で咳が止まらない。何か家に問題があるのでは?と疑念を抱いている方もいらっしゃると思います。TBSテレビテレビ番組『名医のTHE太鼓判!』で呼吸器科大谷義夫医師が肺を脅かす危険な家の特徴を紹介していました。
この記事では肺機能を低下させる家の7つの原因と改善法をご紹介していきます。
スポンサーリンク肺機能を低下させる家の7つの原因とは?
1.エアコン
【1】エアコンを開けた時に誇りがフィルターなどにたくさんついている場合、その中にハウスダストがたくさん含まれている為、様々なアレルゲンが入っています。
ハウスダストとは、ダニの死骸・フン、ペットの毛、カビ、人の皮膚・フケ、花粉、最近など1㎜以下で視認しずらいものです。
ハウスダストが肺に入ると喘息、アレルギー性鼻炎、アトピー性皮膚炎などを引き起こす原因となります。
【2】エアコンの内部に黒いぶつぶつのカビが発生している場合、その原因は夏の冷房によるものです。使用時の温度差でエアコン内部に結露が生じてしまう為です。これを放っておくと部屋中にカビの胞子がまき散らされて、過敏性肺炎やアレルギー性の肺炎を引き起こす原因となります。
2.空気清浄機
空気清浄機も開けてみるとホコリだらけになっていることがあります。このフィルターに溜まっているホコリを放置すると喘息やアレルギー性鼻炎になりかねます。
3.浴槽
一見綺麗に見える浴槽でもカビは潜んでいます。
【1】お子さんがいる家庭で多いかと思いますが、お風呂に浮かべて遊ぶひよこのおもちゃなども危険が潜んでいます。おもちゃの内部に湿気がたまってカビが増殖している可能性があるので注意しましょう。特にお子さんはおもちゃを口にいれてしまうのでカビを直接舐めている状態になってしまいます。
【2】鏡の淵や浴槽の隙間、ドアのサッシには黒カビが繁殖しやすいです。これはアレルギー性肺炎を引き起こす要因となります。黒カビは目に見えるようになった時点で多くの胞子を放出しています。
【3】浴室の天井に繁殖する白カビ。目には見えませんが、水分の少ない場所でも繁殖するのが白カビの特徴です。1日のうちで何万個もの胞子が天井から降ってきます。繁殖している場合は1晩で約1万個の胞子がふってくることも。
4.洗濯機の裏
掃除をしていてあまり気にならない箇所ですが、湿気が多く、温度も高く、埃がある場所なのでカビが大好きな環境といえるのが洗濯機の裏です。
ここに潜むのが目に見えない白カビです。浴槽の天井に付着しているカビと同じです。
他肺機能低下の原因とは?
【5】ドアのサッシは結露による黒カビが繁殖しています。
【6】キッチンマットの裏はカビだけではなくダニも繁殖しています。湿った布製品を放置したことが原因です。
【7】天井についているファンはホコリとカビの胞子をまき散らす原因となります。
スポンサーリンク改善法とは?
1.エアコン
【1】エアコンのこまめなフィルター掃除
【2】カビの防ぎ方
カビが増殖する要素は空気、温度(0~40度)、湿度、カビがいる、栄養分としてのホコリです。この1つでも欠けていればカビが繁殖しないといいます。
その為、エアコンを乾燥した状態にすることで改善することができます。そのやり方がエアコンを使わない時期に『送風』をかけること。エアコンのリモコンに『送風』ボタンがある場合はそれを利用するようにしましょう。
2.空気清浄機
こまめにフィルターを綺麗にしましょう。
3.浴槽
カビは湿気のあるところを好む為、浴室乾燥状態にすることを心掛けましょう。また、浴室にはおもちゃを置きっぱなしにしないようにしましょう。
【簡単な浴槽の黒カビ撃退法】
カビは温度、熱いお湯に弱い為、50度のお湯で1分間カビの箇所にかけるとカビは死滅します。
4.洗濯機の裏
浴槽の天井の白カビはお湯をかけるのは危ないので、お掃除用ワイパーでアルコールをかけて除菌していきます。
同様に洗濯機裏もアルコールで除菌していきましょう。
白カビの主な成分がタンパク質の為、アルコール消毒(エタノール)で白カビのタンパク質を分解して除去していきます。
まとめ
いかがでしたか。毎日きちんと掃除しているつもりでも見えないところにカビが増殖している可能性があります。四季のある日本では掃除だけでなくなるべくカビを増殖させない対策を行っていくことが大切です。家事が増えて大変かと思いますが、定期的にひと手間加えた掃除を行っていくことで肺機能を健康に保つことに繋がっていくでしょう。
スポンサーリンク