ケトジェニックダイエットで痩せない5つの理由とは?対策できる?

【公開日】2019年04月19日,【更新日】2023年09月26日

ケトジェニックダイエットといえば、糖質を制限し、糖質の代替エネルギー源として脂質を摂取する食事療法のことを一般的に指します。日本ではケトン体ダイエットとも呼ばれていますね。2018年にアメリカで大流行し日本でも注目を集めたダイエット法です。しかし、このケトジェニックダイエットの効果を得られていない方もいるのではないでしょうか。

この記事ではケトジェニックダイエットを本気でやってみたけど痩せないという人の特徴・理由を5つほど紹介していきたいと思います。

スポンサーリンク

ケトジェニックダイエットで痩せれない理由1:ケトーシス体質になっていない

そもそもケトジェニックダイエットは体内に蓄積された脂肪を燃焼させ、その時体内で生成されるケトン体を増やしていき、体をケトーシス体質にしていく必要があります。ケトジェニックダイエットで効果がでてくるのは体がはじめてケトーシス体質になったときです。しかし、ケトジェニックダイエットで効果を感じていない人の多くに、このケトーシス体質にまだなれていない人がいるといいます。

健康トレーニング専門家のNare Davoodi, RDは「多くの人は、数週間ケト減量計画をたどった後にケトーシスに陥る可能性があると考えています。頻繁に行われるのは、彼らは彼らの摂取量を効率的に計算していないかもしれないということです」と話されています。
つまり、ケトーシス体質になるまえの過程で摂取量の計算を間違えてしまっている人はケトーシス体質になれていないというのです。

対策

ケトーシス体質までもって行くまで、あなたが毎日どれだけのタンパク質、脂肪、炭水化物を食べるかを注意深く計算していく必要があります。今ではケトジェニックダイエットを指導してくれるジムなども存在しますので自分で計算するのには自信がないという方はプロの力を借りるのも手かと思います。

ケトーシス体質に変わったか確認する方法

ケトーシス体質になっているかの確認は血液中のケトン体濃度を確認するという方法になります。現在では自分で確認できるケトン体も測定できる血糖自己測定器なども販売されています。

ケトジェニックダイエットで痩せれない理由2:単純に食べすぎている

ケトジェニックダイエットの大きな特徴にカロリーを気にせず食べることができるという点があります。しかし、どんなダイエット法であっても食べすぎてしまっていては痩せられるはずがありません。糖質だけ制限したからといって総カロリーが以前よりオーバーするような食生活をしていては太る原因に繋がる可能性はもちろん考えられます。

覚えておいていただきたいのは、脂肪はたんぱく質や炭水化物よりも1グラムあたりのカロリー量が2倍になりますので、脂質の摂取のしすぎには注意が必要です。

対策

健康トレーニング専門家のNare Davoodi, RDさんは「1日の総カロリーのうちの炭水化物を5%、タンパク質を20~30%、脂質を70~80%にしていくこと。また脂質をたくさんとっていく食事法なので脂肪を分解するためにたくさんの水を飲むことが大切です」と話しています。このように1日のタンパク質や脂質のカロリーをコントロールしていくことで食べすぎ(カロリーの摂りすぎ)を防いでいくことができるといいます。

スポンサーリンク

ケトジェニックダイエットで痩せれない理由3:全然食べていない

先程の食べすぎとは反対に全然食べていない場合もケトジェニックダイエットでは通用しません。というのもカロリーを過度にカットした場合、あなたの体は飢餓モードにあると考えてしまいます。過度な低カロリーダイエットが効果が得られないのはそのためです。代謝率は器官および正常な身体機能を保護するために低下してしまうため脂肪燃焼を促さなくなる結果に。

対策

カロリーを極限に抑えていくのではなく、カロリーの高い脂質の質を変えていきましょう。ココナッツオイル、アボカド、草食肉、卵黄を含む牧草卵のような高品質のケト脂肪を摂取することが最適です。

ケトジェニックダイエットで痩せれない理由4:タンパク質の摂りすぎ

ケトジェニックダイエットが高タンパク質ダイエットであるというのは一般的な誤解です。タンパク質の摂りすぎが適していない理由は体は余分なたんぱく質を糖に変換してしまうためです。過度に摂取しすぎることでせっかく脂肪をエネルギーとして燃やしてくれるケトーシス体質になっても、脂肪の量が多く燃焼が追い付かなくなります。

対策

ゴールは筋肉を維持するのに十分な量を食べることです。理想的なタンパク質摂取量の計算方法があります。体重0.45kg(1pound)あたりタンパク質0.4グラムです。 例えば、体重54.4kgの女性は1日に48グラムのタンパク質を食べるでしょう(54.4÷0.45x 0.4 = 48)。

ケトジェニックダイエットで痩せれない理由5:炭水化物を食べすぎている

炭水化物の一般的なイメージはお米、パンや麺などにありますが、実は炭水化物は、特にアブラナ科の野菜、サヤインゲン、乳製品、ナッツのような多くの予想外の食べ物の中に隠されているので、ケトジェニックダイエットには注意が必要です。

下記記事では主な炭水化物イメージのもの以外に含まれる炭水化物含有量を紹介していますので宜しければご覧ください。

対策

実際に糖質の含有量をいちいち覚えるのは大変ですよね。そんな時はアプリに頼りましょう!『糖質カウンター』というアプリがありますので、1日の糖質量を確認しながら調整していきましょう。

まとめ

いかがでしたか。どれか1つでも当てはまる方はいましたでしょうか。ケトジェニックダイエットはとてもトリッキーで間違えた方法を採用してしまうと痩せないという結果に繋がってしまいます。対策が少しでも役立つことを願っています。

ケトジェニックダイエットのやり方や食品リストはこちらで紹介しています。

スポンサーリンク

関連記事