こんにゃくといえば晩年ダイエット食材として人気を誇ります。低カロリーで整腸作用が期待できることや低価格ということもあり身近な食材として愛されてきました。
しかし、実際こんにゃくダイエットや低カロリー食を作ろうと思っても、味が染みなかったり、無味で飽きてしまって継続できなかったりと調理法に迷われている方も多いのではないでしょうか。
この記事ではこんにゃくを美味しく食べるコツや時短テクをNHK『ガッテン』で紹介していたのでそれを紹介していきます。
スポンサーリンクこんにゃく煮物の簡単レシピ!しみしみにさせる方法とは?
なぜ染みない?
こんにゃくが染みないのはこんにゃくの性質自体にあります。こんにゃくはこんにゃく芋から精製した粉から作ります。これがこんにゃくマンナンという食物繊維です。
このこんにゃくマンナンはお湯と混ぜるだけで簡単に固まる性質があります。この成分は一度くっつきあうと離れにくい特殊な分子構造をしています。
その為、味がなかなかしみにくいのですね。
こんにゃくを染みしみにする方法とは?
丹野こんにゃく専門店店主丹野益夫さんによると、こんにゃくは自由自在に調理できると言います。
彼が伝授するこんにゃくを染みしみにする方法は1晩こんにゃくをだしにつけるだけでしっかり味が染みます。その方法とは?
『こんにゃくにお砂糖をかけてポリ袋の中で揉んでからだしに浸す』
※こんにゃく100gあたり砂糖5g程
※揉む時間は2~3分
これだけで染みしみのこんにゃく料理が作れるといいます。そして1晩だしにつけるだけなのでガス代や電気代も節約できてしまいます。煮込む必要はありません。
こんにゃくには中にたくさんの水分が含まれています。そこに砂糖をかけることで中にあった水分が糖分の濃度の濃いところへ移動していきます。するとこんにゃくの中が脱水された状態になる為、おだしを染み込ませやすくなります。
塩でも可能ですが、味付けに影響がでてきてしまうので、砂糖の方がお勧めだといいます。
こんにゃくを柔らかく保つ秘訣
こんにゃくを煮込んで固くなるのは大体10分後。その為加熱しすぎはよくありません。
その為、煮込みたい場合は10分以下を目安に調理することで柔らかく調理ができます。又は前述したようにだしにつけるだけで加熱しないようにしましょう。
また、原材料がこんにゃく芋のものはあく抜きが必要ですが、こんりゃく粉の場合は必要ないので、こんにゃく粉のものを選ぶと加熱をしなくて済みます。
海外で人気のあるこんにゃく料理とは?
パスタを主食とするイタリアでは、シラターキという乾燥しらたきが大人気。ファストフード店としてシラターキを使ったパスタも100kcal程度(1皿450g程度)で食べれることからパスタの代用品として使われています。
調理方法は普通のパスタとまったく一緒で、沸騰したお湯にいれて8分程茹でます。
日本に売っているこんにゃく食材で飽きてしまったという方にはこの乾燥しらたきを使ってパスタを作ってもいいかもしれませんね。
スポンサーリンク丹波益夫さん直伝レシピ『こんにゃくのくらげ風酢の物』
煮物とは異なりますが、低カロリーこんにゃくレシピとして驚きの調理法を紹介されていたの参考までに載せさせて頂きます。
【材料】
- 板こんにゃく(白) 250g
- キュウリ(千切り)1本
- ポン酢しょうゆ 大さじ2
- ごま油 少々
- 塩 2g
- 砂糖 6g
- 白ごま 少々
こんにゃく簡単レシピ
- 板こんにゃくを5ミリ幅で短冊に切ったこんにゃくを2時間冷凍庫で冷凍させます。(冷凍しすぎに注意)
- 解凍し、キッチンペーパーなどで水をよく絞ります。
- ボールにキュウリ、こんにゃくをいれて、調味料を入れていきます。(ポン酢しょうゆ、ごま油、塩、砂糖、白ごま)
- そして混ぜるだけで出来上がりですが、この状態で1~2時間程置くことでこんにゃくに味が染み込んでクラゲ色になり美味しくなります。
参考:NHKガッテン
丹波益夫さんのお店:楢下宿 丹野こんにゃく
まとめ
いかがでしたか。とても簡単で光熱費まで節約できるこの調理法は主婦の方にとっても嬉しい情報ではないでしょうか。いままでのこんにゃくレシピの常識を覆されます。砂糖揉みのみしたしらたきをそうめんとして食べることも美味しいようなので是非試してみてください。
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