頻尿などおしっこに関するトラブルを感じている方も多くいらっしゃいます。恥ずかしくてあまり話せない悩みですができるだけはやく改善したいものです。
おしっこトラブルに悩んでいる人は40歳以上の男女で8人に1人(日本排尿機能学会誌第14巻第2号(2013年)より)と言われています。
2017年12月7日に放送されたテレビ東京系テレビ番組『主治医が見つかる診療所』で紹介された対策や改善法をこの記事では紹介していきます。
頻尿の判断基準や原因等は別記事で紹介しています。↓↓
スポンサーリンク頻尿・尿漏れ対策1:座るだけで治せる?
これは頻尿・尿漏れ両方に効果的です。
泌尿器科 山西友典医師(獨協医科大学病院 排泄機能センター 主任教授)は尿トラブルに効果的な椅子の開発に携わった先生で、山西先生によると、椅子に座るだけで頻尿や尿漏れを改善できるといいます。
そのおしっこトラブル専門外来とは?
- 問診からスタート
- 尿の勢いを診る尿流測定器(見た目は普通の便器)で測定
- イスに座ります。椅子には穴があるので、お尻の穴の中心が来るところを穴に合わせて座ります。(刺激の強さは調整可能で1~100まで)
- 磁気の刺激を与えていきます。徐々に刺激を強くしていきます。
※磁気が骨盤底筋に刺激を与えることで血流を良くし、尿道を締める働きを改善してくれます。
※膀胱のまわりの自律神経を整え、過活動膀胱も改善。
この治療は1回約25分を週2回、6週間の通院で6割の患者さんが改善しているといいます。
過活動膀胱であれば、一部保険も対応できる可能性もあるといいます。(症状により)
頻尿・尿漏れ対策2:簡単5秒体操
これは頻尿と尿漏れに効果的な体操です。
北海道旭川市の筋肉ちょきんクラブが紹介する体操で、受講生は頻尿や尿漏れがほとんど治ったと話されていました。
その超かんたん5秒体操とは?
- まず椅子に座ります。椅子に座ったままストレッチをします。(両腕を背もたれよりも後ろに持っていき、両手を握るなど)⇒このストレッチも重要で血のめぐりや全身の筋肉が維持される、全身的な問題も含めて排尿に対して効果を得られるようになります。
- 立ち上がり、椅子の背を持ちます。前かがみの状態ですが背筋は真っすぐ伸ばしましょう。
- その立った状態でゆっくり息を吐きながらお尻の穴を強く締め、5秒キープ(おしりの穴をゆっくりと持ち上げるようなイメージで)
- これを3回繰り返しましょう
イスを使わなくても、あおむけの状態、肘と膝を床につけた状態、椅子に座った状態、合わせて4つの体勢でお尻を締める体操を行っています。
泌尿器科 松本成史医師(旭川医科大学病院 臨床研究支援センター)によると、このクラブでの体操は参加者369人の約9割がおしっこトラブルを改善したといいます。
⇒尿道の開け閉めをコントロールする骨盤底筋を意識的に鍛えることで、衰えていた筋肉を鍛え治すことで効果が得られたという結果に。
骨盤底筋は年齢と共に徐々に衰えていきます。支えが弱くなると年齢と共に頻尿や尿漏れがでてきてしまうといいます。特に肥満の方は骨盤底筋に体重による負荷がよりかかっている為、衰えやすいそうです。女性の場合は出産後、緩んでいくようです。
スポンサーリンク頻尿・尿漏れ対策3:沖縄のスーパーフード
沖縄名産のスーパーフードで頻尿対策ができるといいます。
頻尿を改善してくれる食べ物とは?それは『シークワーサー』です(泌尿器科 菅谷公男医師(北上中央病院副院長))
シークワーサーが効果的な理由は含まれる成分『ノビレチン』です。
このノビレチンがシークワーサーには多く含まれ、膀胱の神経や筋肉に働いて尿トラブルを改善してくれます。膀胱の筋肉を柔らかくし、たくさんのおしっこをためられるようにする効果が期待できます。又、自律神経を整えて尿漏れを防ぎおしっこを我慢しやすくする効果があります。
皮にも実にもノビレチンは含まれているので、両方食べるのが効果的のようです。
骨盤底筋が衰えてた方、過活動膀胱両方の方に効果的です。
この2つの症状について詳しく別記事で紹介しています。↓↓
頻尿・尿漏れ対策4:3分で骨を刺激するだけ
ある骨を刺激するだけで尿トラブルを改善してくれるというとてもシンプルな方法です。
その骨とはどこでしょうか。
野村昌良医師(千葉県鴨川市亀田総合病院ウロギネ科部長)によると、『体の仙骨の神経そのものを刺激する』
仙骨とは尾てい骨の上にあるお尻を支える幅広い骨です。大きな特徴が骨に穴が開いていること。
仙骨神経の一部は排便とか排尿とかを調整する神経で、そこを刺激することで頻尿だった人が間隔が延びて頻尿が改善したり、尿漏れをおこしてた人の尿漏れが非常に減少したりします。
脳から膀胱へ指令を伝える神経は背骨の中を通ってお尻に繋がります。その神経は仙骨の穴を抜けて膀胱周りに繋がっています。
その為、仙骨を刺激すれば、膀胱への神経を刺激することができるといいます。
3分仙骨刺激法のやり方は?
【お尻寄せ運動】
- お尻に軽く手を添えて1秒間に1回程度のスピードでお尻を真ん中に寄せるように動かします。
- 手に力はいれずあくまで添える程度です。
- これを約1分間1日3セット行いましょう。
【足の指曲げ運動】
- イスに座った状態で踵を床につけてつま先を浮かせ足の指を曲げたり伸ばしたりします。
- 1秒間に1回程度のスピードで約1分間1日3セット程度行いましょう。
まとめ
いかがでしたか?尿トラブルで悩む人が多いからこそ研究もどんどん進んでおり、対策・改善法がたくさん提案されています。自宅でも簡単に試せそうな内容なのも嬉しいですね。尿トラブルを感じたら1人で悩まずまず、こういった方法から試してそれでも治らなかったら専門医に見てもらうようにするといいかもしれませんね。
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