えのきといえば、バター焼きやお味噌汁など食卓で身近なキノコ。低カロリーで激安ということもあり普段の食生活に自然に取り込まれている方も多いはず。テレビ朝日系『林修の今でしょ!講座』でもその効能の凄さを紹介。
えのきは内臓脂肪を燃やしてくれる?その凄い栄養素とは?
スポンサーリンクえのきの効能が凄い!
内臓脂肪を燃やす
横浜薬科大学特任教授メディカルセンター渡邊泰雄センター長の研究によると、「えのきの栄養成分を8週間摂取したところ、内臓脂肪が約20%減少した」という研究報告が出ています。
この成分というのが、エノキタケリノール酸です。
内臓脂肪が多ければ多いほど、血糖値が上昇しやすいと言われています。その為、内臓脂肪が多い人は危険な状態といえるのです。
凄い栄養素【キノコキトサン】
キノコキトサンとはキノコの特有の成分で食物繊維の一種です。この成分は糖の吸収を抑えて体外に排出する効果が期待できるといいます。食事でとりすぎた糖の周囲に膜を張り吸収を抑えてくれます。
更に、この栄養素は、水や胃酸にも強いので、腸までとどいて効果を発揮してくれる可能性が高いといいます。
凄い栄養素【エノキタケリノール酸】
この栄養素は内臓脂肪をけちらす働きがあります。内臓脂肪を燃やすためには脂肪細胞を分解して燃やさなければなりません。エネルギーにすることによって脂肪がなくなっていきます。
脂肪の燃焼をサポートするのは運動などによって分泌されるアドレナリンが脂肪を分解する働きがあるといいます。エノキタケリノール酸はこのアドレナリンを活発化させ脂肪の分解を促進する可能性があるといわれているようです。
つまり、えのきを食べて運動するのがBEST!
番組内で紹介された意外にも効能がありました。それが腸活です。
オリーブオイルをひとまわしさんによると『エノキタケリノール酸が、腸内の余分な油が血管に吸収されるのを防いでくれる。さらに、キノコキトサンが食物繊維と共に老廃物や余計な油を体外に排出する。腸内環境が整い、便秘の予防や美肌にも効果的である。』と説明されています。
えのきは内臓脂肪を燃やすほかにも、腸を健康的に保つ役割も果たしてくれることがわかります。
えのき氷で花粉症が改善?
えのき氷の作り方は後程紹介しています。
えのき氷を1か月摂取したら花粉症が改善したというデータがあります。これは東京農業大学江口文陽教授の研究で、スギ花粉の飛散時期に1か月摂取したところ、アレルギー反応が抑えられたというもの。
これは全員に効くものではなく相性があるようなので、試してみて確認するとよいそうです。
えのきの栄養素を効率よく摂取する食べ方
キノコキトサンを効率よく摂取する食べ方
キノコキトサンの吸収率がUPするえのきの保存場所は『冷凍庫』です。
キノコキトサンは冷凍すると吸収率がアップします。キノコキトサンは頑丈な細胞壁の中に入っています。冷凍することによって細胞壁が膨張して破壊されます。その為、調理中に細胞壁の中から出てきたキノコキトサンを吸収することができるというメカニズムのようです。
えのき氷の作り方
- えのきをミキサーでペースト状にします
- お湯で約1時間煮込んでから凍らせます
- 凍らせる際は、氷を作るキューブ型の容器にいれましょう。
このえのき氷の使い方は煮込み料理などが良いそうです。例えば、カレーなどに入れると美味しいようです。他にも、
- えのき氷×味噌汁
- えのき氷×親子丼
など、様々な料理に使うことが出来ます。
えのきステーキの作り方
えのきは重力の影響で下の方に細胞が密集しています。なので根元に近いほどキノコキトサンが多く含まれています。普段捨ててしまう人も多い、えのきの根元は輪切りにして軽く小麦粉をまぶしてバターをひいたフライパンで焼いて醤油で味付けをすればえのきステーキの出来上がりです。
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